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ビットコインゴールドの追加材料待ち|納税が利食いタイミングに影響?

本日2017年10月16日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
16時頃のビットコイン価格は、634,000円前後(時価総額:約10.53兆円)です。
先週金曜日の同時刻帯より1万円近く高い水準です。

10月13日(金)に一気に66万円前後まで最高値を更新した後に迎えた週末でしたが、10月14日(土)は大きな動きはなく、10月15日(日)に一時65万円前後まで再度上昇するも、最高値を更新するような勢いはありませんでした。

本日の記事では、目先の相場材料であるビットコインゴールドについての上昇要因・下落要因と、納税が利食いタイミングに影響を与えているという見方について、まとめてみたいと思います。

 

【1】目先の相場はビットコインゴールドの追加材料待ちか?

10月25日頃に分裂誕生する予定のビットコインゴールドを得る目的で、ビットコインの買い意欲が高まったことが先週金曜日に起きた高騰の主因と見られますが、追加情報が入るまで、しばし高値圏で膠着する雰囲気もあります。

ビットコインゴールドを主導する香港のマイニング業者LightningASIC社以外に、賛同するマイニング業者、取引所が出てくるかどうかによって相場は動きそうです。

ビットコインの上昇要因
  • ビットコインゴールドに賛同するマイニング業者が次々と出てくる
  • ビットコインゴールドへの対応を正式に表明する取引所が出てくる
ビットコインの下落要因
  • ビットコインゴールドに対して、マイニング業者からの支持が集まらない
  • ビットコインゴールドへの対応を否定する取引所が出てくる

 

【2】仮想通貨取引の利益は「雑所得」、納税が利食いタイミングに影響か?

国税庁は2017年9月、ビットコインなどの仮想通貨の取引で生じた利益(実現益)は「雑所得」に区分される、と公式見解を発表しました。

No.1524 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係|所得税|国税庁

見解自体は概ね予想通りで、サプライズはありませんでしたが、多額の利益を得られた古株ユーザーの中には、エンジニアや学生など、これまで金融取引とあまり縁がなかったり、税制に詳しくない層が多く含まれることから、戸惑いの声も聞かれています。

1億円以上の利益(値洗い益、実現益)を得た人がネット上では散見される中、雑所得での総合課税となれば、所得税・住民税を合算すると最高税率は55%にも達するため、これ以上年内の実現益を増やさないように決済を手控える動きも出てきているようです。

 

実現益を再度、仮想通貨の取引に回していて日本円をそれ程所持していない人は、2017年中の実現益が確定し、納税額が計算できる年明け以降、確定申告の時期に向けて、納税額捻出のために決済を迫られる可能性があります。

年内は手控えられていた利食いが、仮に年明けに集中するとなれば、日本固有の事情ではあるものの、日本円での取引シェアが過半を超える現状、意外と大きなインパクトを相場に与えるかもしれません。

Bitcoin (BTC) - Live Bitcoin price and market cap

【10月16日16時現在】
円建て63%、ドル建て23%、韓国ウォン建て9%、ユーロ建て3%、中国元建て1%

【円建て取引の内訳】
bitFlyerFX76%、coincheck13%、bitFlyer9%

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。