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米CMEがビットコイン先物上場を発表|72万円台と史上最高値更新

本日2017年11月1日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
16時頃のビットコイン価格は、726,000円前後(時価総額:約12.09兆円)です。

昨日の同時刻帯より4万円ほど上昇しています。
米CMEグループが年内にもビットコイン先物を上場すると発表したことで急騰、10月21日以来となる70万円の壁を突破し、史上最高値を更新しました。

本日のメールでは、米CMEグループの発表内容や、今月中旬に導入が予定されている「Segwit2x」を巡ってのビットコイン分裂リスク、中国大手取引所の動きなどを取り上げたいと思います。

 

【1】CBOTに続き、CMEもビットコインの上場を発表

日本時間10月31日夜、世界最大のデリバティブ取引所を運営する米CMEグループが「仮想通貨への顧客の関心が高まった」ことを理由に、年内にもビットコイン先物を上場すると発表して、相場は急騰しました。

世界的に信用力が高い取引所に、原油などのコモディティや、為替、国債などと同様、先物商品として上場されれば、投資対象としてのビットコインの魅力がこれまで以上に高まると期待されています。

CMEに先駆け、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、先物オプション商品を2018年始めまでに上場する予定であることを今夏発表していることから、その動きに刺激を受けた格好でしょうか。

ビットコインの時価総額は大きくなったとは言え、まだ約12兆円に過ぎず、巨大取引所での上場が相次げば、新たな投資家や投資規模が大きいホルダーが続々と誕生することで、相場が一層盛り上げる可能性が高そうです。

www.nikkei.com

 

【2】11月15日頃予定の「Segwit2x」導入を巡って高まりつつある分裂リスク

CMEの上場発表で、再び上昇気流に乗った感もあるビットコインですが、今月11月には「Segwit2x」導入が控えており、大きな不安要因となりつつあります。

「Segwit2x」は、約10分に1回処理される取引量(ブロックサイズ)を現行の2倍(1MB⇒2MB)に引き上げる規格です。
494,784ブロックに達した時に分裂する予定で、現在のペースだと11月15日頃に到達すると目されています。

8月のビットコインキャッシュ、10月のビットコインゴールドの際は結果として、ビットコインとは別のアルトコインが誕生したという位置付けでしたが、今回の「Segwit2x」に関しては現状、多くのマイニング業者が賛意を示しており、仮にこのまま過半のマイニング業者が分裂後、現状のビットコインではなく、ビットコインSegwit2x(B2X)を支持し、マイニング対象をB2Xに切り替えれば、今度こそ完全に分裂したり、B2Xが本家ビットコインに取って代わる可能性もゼロとは言えません。

ただ、ビットコインSegwit2xは、開発者が実質1人しかいないことや、テストコードすら開示されない等、システム面での不安要素が指摘する声が多く、そもそも中国中心のマイニング業者と、欧米中心の開発コミュニティとの政治的対立が今回の発端となっていることから、期日まで鍔迫り合いを続けながらも、現状のビットコインの存続を危うくさせるのは得にならないということで、最終的にはマイニング業者が方針転換するのではという見方もあります。

国内大手取引所コインチェックが本日、「Segwit2x」に関しての対応方針を発表したものの、不透明なことだらけで、どうなるかはまだはっきりしません。
大勢が判明するまでには、もう少し時間が掛かりそうです。

coincheck.com

 

【3】中国大手取引所OKCoin、Houbiが取引終了も、新サービスを模索中か

中国大手取引所OKCoin、Houbiは予定通り10月31日で取引を終了させた模様で、
レート配信も停止されています。

BitcoinWisdom - Live Bitcoin/Litecoin charts

一方、OKCoin、Houbiは中国国外に事業を移転させ、規制の枠外で取引所サービスを継続しようと動いている模様です。
再びチャイナマネーがビットコイン市場を主導する日が訪れるのか、注目です。

www.coindatabase.net

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。