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1万ドル突破で更に勢い増すビットコイン|時価総額は20兆円を突破

本日2017年11月29日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
16時頃のビットコイン価格は、1,210,000円前後(時価総額:約20.19兆円)です。

昨日の同時刻帯より10万円ほど高い水準です。
上昇の勢いが止まらず日本時間11月29日午前、ビットコイン価格はドル建ての海外取引所でついに1万ドルの大台を突破しました。
それを機に、更に上昇が加速した格好です。

10月13日にビットコインの時価総額が10兆円を超えたことをお伝えしましたが、わずか1ヶ月半で倍増し、20兆円を突破しました。
国内上場株式で時価総額1位のトヨタ(約23兆円)に迫る勢いです。
12月にはCMEのビットコイン先物上場が控えていることもあり、まだしばらくは強気なムードが続きそうです。

本日の記事では、国内最大手のbitFlyerが米国に進出を果たしたニュースや、ビットコイン総発行数量の20%はロストされ使用できないという推測記事、一般大衆誌でもビットコイン特集が相次ぐ状況などをお伝えしたいと思います。

 

【1】国内最大手取引所bitFlyerが、NYなど米国40州でサービス開始

国内最大手のビットコイン取引所bitFlyerが、ニューヨーク州における仮想通貨事業免許「ビットライセンス」を取得し、11月29日からニューヨークを含むアメリカ40州で仮想通貨取引所サービスを開始する、とCNBCが報じました。

www.cnbc.com

世界一厳しいとも評される「ビットライセンス」を取得した企業はこれまでCircle、Ripple、Coinbaseだけで、bitFlyerが4番目の取得企業となります。

国内最大手であり、まもなく利用者が100万人を突破する見込みのbitFlyerですが、米国最大手のCoinbaseは利用者が1,000万人を超えており、より巨大なマーケットを求めて、アメリカに進出を果たすことになります。
(アメリカ市場では主に機関投資家向けのサービスを提供予定)

また、今回の発表が期せずしてビットコインが1万ドルを突破するタイミングと合致したことで、高い宣伝効果が見込めそうです。

bitFlyerは12月、ルクセンブルグを起点として欧州にも進出すると伝えられており、国内シェアを圧倒的に押さえた今、欧米の取引市場および周辺ビジネスを本格的に狙いに行くステージに入ったようです。

 

【2】ビットコイン総発行数の20%は、もう既に使えない状態に?

ビットコインの総発行数量は2,100万BTCと決められており、現在までに約1,607万BTC(全体の80%弱)が採掘済みで、市場に出回っている計算となります。

ただ、特に初期に採掘されたビットコインはほとんど値が付かなかったこともあり、秘密鍵(パスワード)を忘れた、ウォレット入りのパソコン・スマホを処分した等で、一定量は既に使えない(誰も取り出せない)状態となっていると考えられます。

米FORTUNEは、約400万BTC(時価で約4.8兆円相当)がロストされたと推測する記事をアップしており、これが事実であれば総発行数量の約20%、採掘済み数量の約25%が既に使えない状態であることを意味します。

市場供給量が減ることは、残数量の価値向上に繋がるという見方がある一方、発行体がいないビットコインを始めとした仮想通貨、デジタルマネーを個人で管理することの難しさを改めて伝えるニュースでもあるとも言えそうです。

fortune.com

 

【3】一般大衆誌でもビットコイン特集記事、バブル兆候も高騰止まらず

週刊SPA!のWeb版である日刊SPA!が、ビットコイン特集記事を本日アップしました。
価格高騰を背景に、最近はマネー誌だけではなく、一般大衆誌でも仮想通貨を取り上げる機会が増えてきました。

記事ではこれから機関投資家が参入してくることを背景に、今後価格水準がひとケタ上がっても不思議ではないと指摘した上、2万ドル、5万ドルといった景気の良い数字が並んでいます。

読者を煽る記事ではあるものの、バブル、バブルと言われ続けてきた中、大方の予想に反し、100万円、1万ドルといった大台を突破するまで高騰してきたビットコインの価格予想は本当に難しく、数ヶ月後に2万ドルを突破するすることになったとしても違和感がないほど、完全に勢い付いているのも事実です。

地域によってビットコインの普及や購入タイミングに時間差があり、特定国のマイナス要因やバブル懸念だけでは大きく崩れにくく、押し目があってもチャンスと見られて、すぐに拾われる状況が続いています。

いつかは終わるバブルなのだとしても、金融市場から見ればまだまだ小さな市場に新規マネーが世界中から続々と入ってくるトレンドを変えるほどのインパクトがある事件、不具合、規制などが起きない限り、妥当な時価総額に拡大するまで、止まるに止まれないのかもしれません。

nikkan-spa.jp

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。