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急騰のリップル(XRP)ネム(XEM)に一服感、ビットコインは上昇基調

本日2018年1月5日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、1,856,000円前後(時価総額:約31.15兆円)です。

昨日の同時刻帯より6万円ほど高い水準です。
年明けからの上昇基調が継続し、爆発力はないものの緩やかに値を上げている展開です。
年末年始に大幅上昇したリップル(XRP)、ネム(XEM)は利食い売りが入って一服感が出ています。

本日の記事では、ここ最近の急騰でビットコインの時価総額を猛追するリップル(XRP)の動き、及び仮想通貨に対するアメリカ金融業界の動向などを取り上げたいと思います。

 

【1】高騰続くリップル(XRP)に一服感、米Coinbase社の発表が売り材料

年末から高騰を続け、日本時間1月4日夜には一時400円を突破したリップル(XRP)ですが、米最大手取引所Coinbase社が当面、リップルも含めて新規上場を予定している仮想通貨はないと発表したことで、利食いに押されて20%ほど下落しました。

逆に、ビットコインの価格は上昇したことで、昨日時点でビットコインの半分強に達していたリップルの時価総額は40%台に戻り、イーサリアム(ETH)に近づきました。

Cryptocurrency Market Capitalizations | CoinMarketCap

仮想通貨の時価総額ランキング
  • 1位:ビットコイン(BTC) …2,611億ドル
  • 2位:リップル(XRP) …1,226億ドル(BTCの約47%)
  • 3位:イーサリアム(ETH) …1016億ドル(BTCの約39%)
  • 4位:ビットコインキャッシュ(BCH) …402億ドル(BTCの約15%)

 

Coinbase社は昨年12月、ビットコインキャッシュの取扱開始を発表する前に不自然な値上がりが見受けられたことから、従業員等によるインサイダー取引があったのではという疑惑が指摘されています。
今回の発表はその流れを受けて今後の新規上場に際しての告知方針を示したもので、特にリップルを狙い撃ちにしたものではないと思われますが、一部にCoinbase社のリップル取り扱いを期待する声が広がっていたため、売り材料とされた格好です。

www.bloomberg.co.jp

blog.coinbase.com

 

一方、米リップル社に約11%出資しているSBIグループの仮想通貨取引所子会社、SBIバーチャル・カレンシーズは昨年12月、先行予約者に対して口座開設申込の受付を開始しており、今年早々にもサービスを開始すると見られています。
当然、リップル(XRP)の取り扱いが濃厚と思われることから、同社のサービス開始に合わせて、新たな資金流入を期待した買いが集まる可能性があります。

更に、アラブ首長国連邦の仮想通貨取引所BitOasisで、リップル(XRP)の取扱開始準備が進んでいるという話も出回っており、上場する取引所の増加状況が今後の相場材料となりそうです。

 

【2】いまだビットコイン取引への意見が割れる、アメリカの金融業界

バンク・オブ・アメリカ傘下のメリルリンチが、ビットコイン取引についての懸念を表明した上、従業員によるアドバイスやビットコイン先物への取次を禁じる方針を打ち出した模様です。
ただ、ビットコイン取引に興味を示す一部顧客や関係者は機会損失を理由に反対するなど意見は割れているようです。

cryptocurrencymagazine.com

 

一方、米大手オンライン証券会社Eトレードは、CBOEビットコイン先物に続いて、1月2日よりCMEビットコイン先物の取引サービスを開始しました。
取引証拠金は取引額の80%に設定され、レバレッジがほぼ効かない安全設計でのスタートとなりますが、ボラティリティの高さを考慮すれば妥当な判断と言えそうです。

www.coindesk.com

 

2017年12月、メジャーな存在への足掛かりとなるビットコイン先物が誕生したことで、銀行・証券など伝統的な金融機関にとって今年2018年は、ビットコインや仮想通貨に対する取組姿勢を明確にする必要に迫られる年となりそうです。

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。