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韓国の取引所規制、インサイダー取引発覚で混迷|仮に全面禁止なら?

本日2018年1月19日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、1,306,000円前後(時価総額:約21.96兆円)です。

昨日の同時刻帯より2万円ほど高い水準です。
韓国の取引所閉鎖検討問題で、意見が割れている政府内の調整役を担う洪国務調整室長が昨日18日中にも結論を出すと表明して以降、追加材料待ちとなって円建ては130万円、ドル建ては11,400ドル前後を挟んで上下動を繰り返す膠着状態となりました。
(結局、19日午後3時時点までに明確な結論は報道されていません)

本日の記事では、引き続き韓国の取引所規制問題と、仮に取引全面禁止の政府方針が示された場合の影響について取り上げたいと思います。

 

【1】韓国の取引所規制、当局職員のインサイダー取引発覚で更に混迷

18日の国会において野党議員の追及により明らかになった、韓国金融監督院の職員が規制方針発表前に仮想通貨を売却して利益を上げていたとするインサイダー取引問題で、発表後の下落で損失を被った国民が激怒する事態となっています。

この職員は折しも仮想通貨規制について政府府内の意見調整役を担う国務調整室に勤務しており、今のところ1-2名の事例が確認されているとするものの、国民からはより多数の関与を疑う声が強く、批判の声が渦巻いています。

headlines.yahoo.co.jp

 

韓国では明日1月20日に、本人確認が済んでいない匿名口座の凍結が予定されており、その前後には全面禁止か一定の枠組みの中で容認かの基本方針が示されると見られていた最中でのまさかの事案発覚に、混迷の度合いがますますひどくなってきました。

膠着しているビットコイン、アルトコイン相場は、追加情報待ちの状態となっており、韓国当局からの次の発表を今か今かと待ち構えています。

 

【2】仮に韓国で仮想通貨取引全面禁止なら、特にリップルが暴落か?

仮に、韓国で仮想通貨取引全面禁止の政府方針が示されれば、仮想通貨マーケットは全面安となり、再び下値を探る展開となりそうですが、その影響はビットコインよりも韓国ウォン建ての比率が高いアルトコインに大きく出そうです。

特にリップルは本日午後3時現在、直近24時間の取引所別出来高で上位5つのうち、4つが韓国ウォン建てで占められており、そのシェア合計は70%を超えています。
もし今後、取引が禁止される見通しとなれば、韓国内で相当数量の投げ売りが発生すると見られ、大暴落する可能性が極めて高そうです。

Ripple (XRP) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

リップルの取引所別24時間出来高トップ5(1/19 午後3時現在)
  • 1位:Bithumb XRP/KRW 34.83%
  • 2位:Upbit XRP/KRW 25.98%
  • 3位:Coinone XRP/KRW 6.37%
  • 4位:Bitfinex XRP/USD 5.09%
  • 5位:Korbit XRP/KRW 3.11%

 

一方、ビットコインの韓国ウォン建ての取引比率は6%前後となっており、中国と比べると韓国の影響力はそれほど高くはないものの、投げ売り警戒とマインドが悪化することで、一時的にも大きく値下がりする見通しです。

Bitcoin (BTC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

 

逆に、韓国で取引全面禁止が回避される見通しとなれば、警戒感から手控えられていた買いが集中し、ビットコイン上昇、アルトコイン大幅高となりそうです。

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。