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【韓国】実名確認制度は1月30日開始、新規口座を受け付けない入口規制

本日2018年1月22日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、1,307,000円前後(時価総額:約21.98兆円)です。

先週金曜日の同時刻帯とほぼ変わらない水準です。
韓国の取引所閉鎖検討問題の続報が出ないまま週末に突入したため膠着状態が続いていた中、日本時間1月20日午後2時頃より米連邦政府の予算失効で一部政府機関が閉鎖となったことで、米ドル不安で仮想通貨に資金が流入するという連想を手掛かりにビットコインが買われ、21日午前6時台には147万円台まで上昇しました。
その後は売られて元の130万円前後まで値を戻し、再び材料待ちとなっています。

本日の記事では、韓国で実名確認制度の導入準備が着実に進んでいるというニュースや、国内最大手取引所bitFlyerが1月中に新規取扱開始するアルトコインの予想を再び取り上げたいと思います。

 

【1】韓国の実名確認制度は1月30日開始、新規口座を当面受け付けず

韓国メディアの報道によれば、仮想通貨取引における実名確認制度の導入準備は着実に進んでおり、農協、企業、国民、新韓、産業、光州銀行など6行が1月30日より実名確認入出金サービスを開始するようです。
銀行口座名義と取引所口座名義を照合し、不一致の場合は取引中止を通知する仕組みと見られます。

これによりマネーロンダリング防止や未成年者などの取引を禁じる効果が期待できる他、既存口座を対象にサービスを提供し、当面は新規口座開設は受け付けないことで、入り口を絞る施策を取る模様です。

m.news.naver.com

 

また韓国政府は、仮想通貨取引所から法人所得税・地方税合わせて24.2%の税金を徴収すると発表しましたが、黒字法人から所得税を徴収するのは普通のことで、政治的なアピールが狙いなのかもしれません。

匿名口座を封じたり、取引所から所得税を徴収するといった常識的な取り締まりで、熱狂的な盛り上がりを見せる韓国の仮想通貨取引に対する規制がソフトランディングすれば、警戒感がいまだ広がる仮想通貨マーケット参加者のマインドも徐々に改善していきそうです。

 

【2】国内最大手bitFlyerが1月中に新規取扱するアルトコインの正体は?

国内最大手取引所bitFlyerの加納社長が1月5日、新規アルトコインの取扱開始を1月中に予定していることを自身のTwitterで発表して以来、取扱開始と同時に大幅上昇が期待できるアルトコインが何かが仮想通貨投資家の間で話題となっていました。

 

国内で人気が高いリップル(XRP)やネム(XEM)を期待する声が多いものの、取引所として競合となるSBI色が強いリップルや、テックビューロ色が強いネムは政治的な理由により採用に動くかは微妙であるため、昨年10月にビットコインから分裂して海外では既に取引が開始されている一方、国内取引所ではいまだ付与、取引されていないビットコインゴールド(BTG)を本命に推す声や、Microsoft社と協力関係にあるリスク(LSK)と読む声もあります。

予想が飛び交う中、加納社長は1月19日付の日経QUICKニュースの取材記事の中で、金融庁が認可した仮想通貨以外の通貨を扱うことは基本的にしない、と発言しました。

style.nikkei.com

「ビットフライヤーでは、通貨の安定性や安全性を考え、分裂で誕生した新通貨が恒久的であって、法的にもコンプライアンスの観点からも問題がなければ、(現状の6通貨に加え、新たな)取り扱い通貨として検討する方針だ。金融庁が認可した仮想通貨のリストに入っていない通貨を扱うことは基本的にしない。」 

 

bitFlyerが現在取り扱っている仮想通貨
  • 時価総額1位:ビットコイン(BTC)
  • 時価総額2位:イーサリアム(ETH)
  • 時価総額4位:ビットコインキャッシュ(BCH)
  • 時価総額6位:ライトコイン(LTC)
  • 時価総額18位:イーサリアムクラシック(ETC)
  • 時価総額70位:モナコイン(MONA)

 

その言葉を額面通りに受け止めれば、国内でまだ取扱がないビットコインゴールド(BTG)や、まだ金融庁登録審査中のcoincheckのみが取り扱うリスク(LSK)である可能性が消え、リップル(XRP)やネム(XEM)など、既に金融庁登録審査を終えた他の取引所が取り扱っている通貨ということになります。

金融庁|仮想通貨交換業者と取扱通貨一覧リスト

 

一方、ビットコインゴールド(BTG)や、リスク(LSK)を取り扱うcoincheckの金融庁登録・認可が秒読み段階であるとすれば、bitFlyerがそれを待っている可能性も否定できませんし、bitFlyerが独自に申請をして内諾済みである可能性もあります。

先週の暴落以降、アルトコインの相場は完全にビットコインと連動する形となっており、個々のファンダメンタルズより相場のムードに影響を受け、全面高または全面安の展開が続いていますが、bitFlyerから新規取扱通貨の発表がなされれば、当該仮想通貨のみ独歩高という展開も十分ありそうです。

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。