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【韓国】取引所の調査結果報告へ|bitFlyerの欧州進出と1月中の発表予定

本日2018年1月23日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、1,190,000円前後(時価総額:約20.02兆円)です。

昨日の同時刻帯より12万円ほど安い水準です。
円建てで130万円、ドル建てで11,500ドルを挟んでの膠着相場が続いていましたが、日本時間1月22日午後10時頃よりドル建て市場で相場が突如崩れて、約40分間で129万円から118万円(11,700ドルから10,400ドル)まで急落しました。
その後も弱気な展開が続き、1月23日午前6時台にはドル建て市場で10,000ドル割れ寸前まで値を下げたものの、そこで下げ止まり反発しました。
ただ午後に入り、再び売りに押されています。

値を上げたいアジア勢に対して、このところアメリカ勢は売り優勢で、NY時間に入ると値を下げる傾向が見受けられることから、警戒感とともにドル建て市場の値動きを見守る展開が続いています。

本日の記事では、韓国金融当局が仮想通貨取引所の調査結果を報告するという発表や、国内最大手取引所bitFlyerが欧州で事業を開始したニュースと、1月中に予定されている仮想通貨相場に影響を与える2つのリリースについて取り上げたいと思います。

 

【1】韓国、取引所調査結果報告へ、規制・ペナルティ次第で一段安or反発か

韓国の金融当局は1月23日午前、仮想通貨取引所の調査結果を報告すると発表しました。
(1月23日午後3時時点では、詳細はまだ報じられていません)

btcnews.jp

 

マネーロンダリングに関連する違反事項が見つかっていると報じられているものの、匿名口座が黙認されていた状況を鑑みると、それ自体は予測の範囲と言え、当局が取引所および対象者にどのようなペナルティを課すかに注目が集まります。

取引所への実名登録制は予定通り30日から開始され、未成年や非居住外国人が韓国の仮想通貨マーケットから排除されることとなりますが、これまで受付を停止していた新規投資家の口座開設も、制度上はこれを機に再開される見通しです。

ここ数日の動きを見る限り、取引所の全面閉鎖は一旦遠のいた印象ではありますが、政情や感情論で変化しやすい韓国政府の方向性は読みづらく、まずは匿名口座排除以外の規制内容や違法行為へのペナルティなど不明な部分が明らかになった段階で、相場は一段安、又はアク抜けと見て反発することになりそうです。

headlines.yahoo.co.jp

 

【2】bitFlyerが米国に続き欧州で事業開始、乖離縮小制度・新コイン発表も間近

国内最大手取引所bitFlyerが、ルクセンブルク金融監督委員会の指導のもと仮想通貨事業ライセンスを取得し、1月23日よりEUで事業を開始したことを発表しました。

bitFlyerは昨年11月、NY州の仮想通貨事業ライセンスを取得するなど米国42州で取引所運営許可を得て事業を開始しており、日本・米国・EUでの仮想通貨事業ライセンス取得は世界初、としています。

EU子会社では、BTC/EURの通貨ペアから取扱を始め、2018年中にイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシックなど、日本拠点と同様の仮想通貨を取り扱っていく模様です。

bitFlyer|EUROPE S.AのPayment Institution License取得及び欧州事業開始のお知らせ

 

なおbitFlyerは、今月1月中に「現物とFX価格の乖離縮小制度の導入時期」と「新しいアルトコインの取扱開始」の発表を控えており、今回の発表を皮切りに今週中にも続いてリリースが出る可能性が高そうです。
いずれも相場に影響を与える事案だけに、高い注目を集めています。

現物価格とFX価格の乖離縮小を目的とした制度導入(1月中)

現物価格と最大15倍のレバレッジが効くFX価格の乖離縮小を目的とした新制度。
10%超に乖離が拡大する約定取引には約定代金0.5%〜3%のペナルティを徴収し、取引の相手方に付与。

⇒上昇時にFXが現物の価格上昇を待つ必要があり値動きが重くなる可能性があります。
⇒下落時にFXでロスカットが多発すれば、乖離が一時的に逆転する可能性があり、1月16日の暴落時のように現物が連動して大幅安となる局面がありそうです。

bitFlyer|現物とFX の価格乖離の縮小を目的とした「SFD」導入予定について

 

新しいアルトコインの取扱開始(1月中)

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、イーサリアムクラシック(ETC)、モナコイン(MONA)に続いて新しく取り扱う仮想通貨を発表予定。
国内最大手取引所が取扱を開始するインパクトは大きく、昨年10月2日のモナコイン取扱開始時には、9月末の50円から2週間で一時700円を突破するなど急騰。

⇒人気が高いリップル(XRP)、ネム(XEM)を期待する声が大きい。
⇒国内初のビットコインゴールド(BTG)か、リスク(LSK)と読む声も多い。

 

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。