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GACKT氏参画のスピンドル問題、野田氏やAPPBANKに多大なダメージ

本日2018年7月26日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、906,000円前後(時価総額:約15.56兆円)です。

昨日の同時刻帯より3万円ほど安い水準です。
ビットコインETFの実現期待によりここ数日で一気に上げてきた相場でしたが、一服感が出てやや値を下げました。

本日の記事では、責任問題に発展しつつある野田聖子総務大臣と仮想通貨スピンドルを巡る疑惑報道と、ビットコインETFへの期待を材料に100万円の大台に近づいてきたことで改善の兆しが出てきた国内市場ムードについて取り上げたいと思います。

 

【1】野田聖子氏の夫とGACKT氏参画のスピンドルの関係を指摘する報道相次ぐ

野田聖子総務大臣の事務所が、金融庁から無登録営業の疑いで調査を受けていた仮想通貨販売業者からの要請を受け、金融庁担当者を呼びつける等、圧力を掛けていたと疑われている件が、その後も多くのメディアに取り上げられて大きな問題に発展してきています。

事前の見方通り、この業者は著名ミュージシャンGACKT氏が参画するスピンドルを取り扱うBLACK STAR&COと実名報道されており、野田氏の夫である野田文信氏がBLACK社を立ち上げ時から支援し、仮想通貨交換業者にスピンドルの上場を働きかけるなど、深く関与していたと現代ビジネスは伝えています。

スピンドルは創業メンバーに15%〜20%程度割り当てられる仕組みを取っており、取引所への上場を果たして高値を維持できれば、創業メンバーには数百億円単位の利益が転がり込む可能性があったとされています。

そのビジネスに元暴力団員と報道される野田氏の夫が関与し、野田氏の政治力を悪用した疑いが広がっており、総裁選出馬を伺う野田氏に大きなダメージを与えています。

gendai.ismedia.jp

 

また問題の拡大を受け、スピンドルを自社ゲーム事業で配布するコインとして導入していたマザーズ上場APPBANKは、スピンドルの取扱一時停止を発表しました。
同社の株価は本日寄り付きから暴落しており、影響は各所に広がる見通しです。

www.appbank.co.jp

 

【2】100万円の大台に近づいたことで、市場を取り巻くムードも改善傾向

価格の低迷もあってビットコインの盛り上がりではなく、仮想通貨交換業者の不備などを伝えるメディア報道ばかりがこのところ目立っていた国内ですが、ビットコイン価格が100万円の大台に近づいたことで、久々に良い意味で注目を集めそうな兆しがあります。

26日にはSankeiBizがビットコインETFの実現可能性が高まったことなどを背景に、2ヶ月半ぶりに100万円台を伺う水準にまで回復してきたことを報じました。

昨年12月にビットコインが史上最高値を記録した際は、ビットコイン先物の上場が認可されたことに加えて、コインチェックがタレントの出川哲朗氏を起用したテレビCMを大量放映していたこともあり、ビットコイン市場は異様とも言える熱気に包まれていました。

折しも現在のビットコイン価格は、昨年11月下旬とほぼ同水準で、ビットコインETFの上場申請が認可されるのではという期待で相場が上昇し始めており、どこか昨年12月の暴騰前夜に似たような状況にあります。

国内最大手bitFlyerを除いても、1ヶ月の純増額(入金額−出金額)が1兆円に達したほどの人気を誇った昨年12月ほどの勢いはないにせよ、再び多くの投資家を吸引する明るい話題が続くことを願いたいところです。

www.sankeibiz.jp

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。