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米ドル建てビットコインETNが北欧で上場|仮想通貨企業への投資は活況

本日2018年8月17日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は、712,000円前後(時価総額:約12.26兆円)です。

昨日の同時刻帯より2万円ほど高い水準です。
6,000ドルを大きく割り込むような危機感は後退したものの、大きく上昇するほどの材料もなく、6,350ドルを中心とした小動きとなっています。

本日の記事では、スウェーデンの証券取引所に上場された米ドル建てのビットコインETN(上場投資証券、≠ETF)や、相場が低迷する中でも仮想通貨・ブロックチェーン企業への投資は活況であることを伝えるニュースなどを取り上げたいと思います。

 

【1】米ドル建てのビットコインETN(上場投資証券)がスウェーデンで上場

米SECによるビットコインETFの上場認可を待つ相場展開が続きそうな中、北欧スウェーデンの証券取引所ナスダック・ストックホルムに、米ドル建てのビットコイン上場投資証券(ETN)が上場されました。

同取引所では2015年からユーロ建て、スウェーデン・クローナ建てのビットコインETNを取り扱っていましたが、今回米ドル建てを上場したことで米国人投資家も参加可能になったと伝えられています。

上場投資証券(ETN)は、ベンチマークとなる市場価格と連動する仕組みを持つ点で、上場投資信託(ETF)と似通っているものの、現物資産を保有するETFとは異なり、裏付け資産を持たない債券(リンク債)の一種と位置づけられています。
そのため発行会社の信用リスクが存在します。

市場へのインパクトはETFに見劣りし、今のところビットコイン相場への影響も限定的とみられますが、ビットコイン価格と連動する上場金融商品が世界各国で増加することは良い流れと言えそうです。

jp.cointelegraph.com

 

【2】相場低調も、仮想通貨・ブロックチェーン企業への投資は活発

仮想通貨・ブロックチェーン専門の米ヘッジファンド「パンテラ・キャピタル」が、次回3回目の資金調達で前回の6倍にあたる1億7500万ドルの調達を目指していると複数のメディアが報じています。

今回の資金調達では140人の投資家が参加し、これまでに少なくとも7100万ドルが集まっているようで、低調な相場状況にもかかわらず界隈からは高い投資意欲が感じ取れます。

投資手法については何かと問題が指摘されるICOではなく、ヘッジファンドやベンチャーキャピタルを通じて、有望な新興企業の株式を取得しようとする流れが来ています。

jp.cointelegraph.com

 

また、コミュニケーションアプリ大手のLINEは、規制が厳しい日米を除いた各国で7月より仮想通貨取引所サービスを開始したことに続き、1000万ドルの投資ファンドを立ち上げ、仮想通貨やブロックチェーンに取り組むスタートアップ企業への投資を始める模様です。

モバイル送金・決済サービスを提供する子会社Line Payは、2017年の営業収益が2.1億円に留まり、当期は▲27.4億円と大幅な赤字を計上するなど軌道に乗っていないため、LINEの場合は純投資というより、フィンテック分野において有望な技術や人材をグループに取り込むことが主な狙いと言えそうです。

jp.techcrunch.com

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。