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SBIがLastRootsへ追加出資|サッカー本田選手を起用したビットポイント

本日2018年8月20日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は、718,000円前後(時価総額:約12.36兆円)です。

先週金曜日の同時刻帯より1万円ほど高い水準です。
狭いレンジの中での小動きが続いています。

本日の記事では、SBIがみなし業者の一社であるLastRootsへの追加出資を発表したことや、ビットポイントがイメージキャラクターとしてプロサッカー選手である本田圭佑氏を起用した狙いなど、国内の仮想通貨業界の動きについて取り上げたいと思います。

 

【1】SBI、みなし業者LastRootsへの追加出資を発表

SBIグループは20日、仮想通貨交換業のみなし業者であるLastRoots(ラストルーツ)に追加出資したことを発表しました。

LastRootsは2016年7月より自社仮想通貨c0ban(こばん)を販売し、2017年3月から取引所サービスを開始したものの、金融庁登録審査を通過できずにみなし業者の状態が長く続いており、2018年4月には社内管理態勢が不十分として業務改善命令を受けていました。

SBIは2017年12月に同社に出資しており、金融庁登録に向けた支援やグループ囲い込みの目的で追加出資を決めたとみられます。

みなし業者はもともと16社存在していましたが、金融庁の検査や行政処分が続いた結果、いまやコインチェック、みんなのビットコイン(トレイダーズグループ)、LastRootsの3社が残るのみとなっており、LastRootsは貴重な生き残り企業とも言えます。

SBIはグループ内に既に仮想通貨交換業者SBIバーチャル・カレンシーズを抱えていますが、仮想通貨ビジネスの覇権を取ると宣言しているだけに、今回の追加出資も業界内での影響力を高めるための布石なのかもしれません。

株式会社LastRoots(ラストルーツ)への追加出資に関するお知らせ(SBIホールディングス)|ニュースリリース|SBIホールディングス

 

【2】リミックスポイント、本田圭佑氏をイメージキャラクターに

東証2部上場リミックスポイントは20日、子会社である仮想通貨交換業者ビットポイントのイメージキャラクターとして、有名プロサッカー選手の本田圭佑氏を起用することを発表するとともに、ハリウッドで撮影されたイメージムービーを公開しました。

www.remixpoint.co.jp

www.youtube.com

 

本田圭佑氏は過去に一部メディアが独自仮想通貨をカンボジアで発行するのではと報じたこともあるなど仮想通貨に強い関心を持っているようで、今回の契約金もビットコインで支払われています。

ビットポイントは6月22日に業務改善命令を受けたため、7月23日に提出した業務改善計画の遂行を経営上の最優先課題としていると説明し、今回の本田圭佑氏の起用も自粛しているマーケティングのためではなく、経営管理態勢を強化する意思を示すことが目的だとしています。

一方、14日に発表した2019年3月期第1四半期(4月〜6月)の決算が、前四半期から大幅な減収減益となったことで1,000円を割れていた株価は、この発表で本日急騰して再び1,000円台に乗せており、株価対策としては有効に働いています。

(株)リミックスポイント【3825】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

 

今後、同社と本田圭佑氏との関係がイメージキャラクターとしての起用だけで終わるのか、一部で噂される独自仮想通貨「本田コイン」での協力などに発展するのかに注目が集まりそうです。

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。