本日2018年8月31日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は、774,000円前後(時価総額:約13.34兆円)です。
昨日の同時刻帯とほぼ同じ水準です。
引き続き7,000ドルを挟んだ価格水準で推移しています。
本日の記事では、米Yahoo!ファイナンスでビットコインなど4種類の仮想通貨の取引が可能になったというニュースや、仮想通貨スピンドル販売業者との絡みでダメージを負った野田聖子総務相の総裁選出馬断念報道などを取り上げたいと思います。
【1】米Yahoo!ファイナンスで仮想通貨の取引が可能に
米Yahoo!ファイナンスの画面上で、ビットコインをはじめ4種類の仮想通貨が取引できるようになりました。
米Yahoo!ファイナンスは2014年からビットコインの価格提供を始めていましたが、今回コインベースなどと連携して、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)の取引が可能となったようです。
ヤフー側はこの機能についてまだ公式発表は行なっていません。
金融関係者からのアクセスも多い伝統ある人気サイトに取引機能が付いたことで、これをきっかけに取引を開始する人が増えるのではと期待する声も聞かれます。
また日本のYahoo!は、金融庁登録審査を終えているビットアルゴ取引所東京に子会社を通じて出資し、2018年秋に仮想通貨事業に参入すると4月に発表しています。
本日まで続報がなく進捗は不明ですが、こちらもサービスが開始されれば一定の注目は集めそうです。
【2】野田総務相が総裁選出馬を断念、仮想通貨スピンドルとの絡みも響いたか
野田聖子総務相が9月に行なわれる自民党総裁選への出馬について、国会議員20人の推薦人を確保できず、断念する意向を固めたと報じられています。
昨年8月の総務相就任時から総裁選への出馬を公言してきたものの、同氏の事務所スタッフが金融庁から無登録営業の疑いで調査を受けていた仮想通貨スピンドルの販売業者であるBLACK STAR & Co.社からの要請を受け、金融庁担当者を呼びつけるなど圧力を掛けていたという疑いに加え、朝日新聞が金融庁に情報公開請求していた内容が開示決定前に野田氏に伝わり、その内容を複数のメディアとの懇談の場で話していたことも問題とされ、今回の推薦人集めに大きく響いたようです。
そのBLACK STAR & Co.社はこの問題が大きく取り上げられた後、日本オフィスの閉鎖とロンドンへの移転を発表し、日本を立ち去っています。
5月にスピンドルを複数の海外取引所に相次いで上場させたものの、200円以上の高値を付けた後すぐに暴落し、ICOでの販売価格を大きく割れてここ最近は0.3円台と低迷していることも無関係とはいえないでしょう。
BLACKSTAR&CO. 本社移転ならびに日本オフィス閉鎖のお知らせ
このプロジェクトの広告塔である著名ミュージシャンGACKT氏に対して、説明責任を果たすよう要求する声も以前根強く、スピンドルが詐欺的であるかどうかは置くとしても、有名人が関わったことで仮想通貨を取引しない人にも幅広く知られることとなった歴史上最もスキャンダラスな仮想通貨と言って良さそうです。
本日、こちらからは以上です。