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米Circle社がステーブルコインを提供開始|中国Bitmain社が香港で上場申請

本日2018年9月27日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は、733,000円前後(時価総額:約12.67兆円)です。

昨日の同時刻帯より1万円ほど高い水準です。
小動きの中、やや反発しています。

本日の記事では、米Circle社が提供を開始した独自ステーブルコイン「USDコイン」や、マイニング機器開発の最大手である中国ビットメイン社が香港証券取引所に上場申請を出したニュースなどを取り上げたいと思います。

 

【1】米Circle社が独自ステーブルコイン「USDコイン」をローンチ

モバイル決済サービスを手掛ける米Circle社が、米ドルの値動きと連動するよう設計されたステーブルコイン「USDコイン」の提供を開始しました。

Circle社にはゴールドマン・サックスや中国バイドゥなど大手企業が出資しており、今年2月には米大手仮想通貨取引所Poloniexを4億ドルで買収した上、米証券取引委員会(SEC)の登録を受けるべく協議を進めていると伝えられています。

報道によれば、Circle社の100%子会社が法定通貨を預かり、同等額のUSDコインを発行する仕組みとされており、数ヶ月以内には開発費を出資したマイニング機器開発の世界最大手である中国ビットメイン社など協力企業と共同経営していくようです。

USDコインは傘下の取引所Poloniexの他、コインベース、フォビ、OKExなど世界最大級の取引所でも利用が可能になる予定とのことで、実現すれば香港Tether社が発行するテザー(USDT)を上回る規模に成長する可能性があります。

ステーブルコインに関しては、ウィンクルボス兄弟が運営する米仮想通貨取引所ジェミニが今月、米ドルと連動する独自ステーブルコインの発行をNY州規制当局から承認されており、各陣営の勢力争いは今後ますます激化しそうです。

jp.cointelegraph.com

 

【2】マイニング機器最大手ビットメイン社、香港証券取引所に上場申請

マイニング機器開発の世界最大手である中国ビットメイン社が、香港証券取引所に上場申請を出したことが明らかとなりました。

同社は世界最大手取引所バイナンスと共に、最も利益を上げている仮想通貨関連企業と評されており、上場申請書によれば2017年の売上は25億ドルで利益が12億ドル、2018年上半期は更にペースが上昇し、売上は28億ドルで利益が10億ドルと驚異的な数値で、今のところ詳細は不明ながら、今回のIPOでの調達額は2兆円規模に達するのではないかとの予想も出ています。

同社は8月、米テキサス州に今後7年間で5億ドルを投じて、新たなマイニング施設やデータセンターを建設すると発表していますが、今回のIPOでは更に多くの資金を調達することになるため、その使い道に注目が集まります。

jp.cointelegraph.com

 

またこのニュースを受けて、ビットメインのCEOジハン・ウー氏がビットコインから昨年分裂して誕生したビットコインキャッシュ(BCH)の支持者であることから、調達資金がビットコインキャッシュの開発に使われるとの思惑により、BCHが20%ほど急騰しています。

jp.cointelegraph.com

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。