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好材料続きで騰勢を強めるリップル|第三者機関による評価見直しもプラス

本日2018年11月7日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は736,000円前後(時価総額:約12.78兆円)です。

昨日の同時刻帯より1万5,000円ほど高い水準です。
特段の材料はないものの、アルトコインが概ね堅調な中、強含みの展開が続いています。

本日の記事では、ここ数日急騰を見せているリップル(XRP)の価格上昇の背景や、最新動向について取り上げたいと思います。

 

【1】好材料続きで騰勢を強めるリップル

仮想通貨リップル(XRP)が、ここ数日騰勢を強めています。10月中旬頃から51円前後のレンジ内で小動きが続いていましたが、11月5日の23時頃から上昇を強めると、6日の19時頃には約25%高の64円台まで急騰し、時価総額でイーサリアム(ETH)を一時追い抜いて2位に浮上する場面も見られました。7日13時の段階でも、61円前後で底堅く推移しています。

約1ヵ月に渡って続いていたレンジ相場を明確に上抜けしたことで、市場では今後の更なる上昇に向けて期待感も高まっています。

リップル急騰の主な要因としては、下記に代表されるように足元で好材料が相次いでいることが挙げられます。

  • フィンテック企業SendFrinedが、リップル社の銀行間国際送金システム「xRapid」を使用したクロスボーダー送金サービスを開始
  • リップルが有価証券に該当するか否かを巡る問題に決着がつくとの観測
  • 中国の大手取引所OKExが証拠金取引にリップルを含む通貨ペアを追加すると発表

また、リップル社が提供する銀行の送金ソリューション「Ripple Net」を採用する企業数が、極めて早いスピードで増えている点も好感されていると考えられます。今年9月初旬にリップル社は、提携企業が100社を超えたと発表したばかりでしたが、10月下旬には約200社まで拡大していることを明らかにしています。9月の段階では、1週間に1行のペースで世界中の銀行と提携を結んでいると語っていましたが、足元でそのペースは更に加速している可能性がありそうです。

仮想通貨市場に停滞感が見られる中、こうしたスピード感がリップル普及に向けた投資家たちの期待感を誘い、価格上昇に繋がっていることは間違いないでしょう。

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【2】第三者機関による評価見直しもプラス

リップルを巡っては、格付け会社など第三者機関からの評価が着実に高まっていることも価格上昇を少なからずサポートしていると考えられます。

米格付会社Weiss Ratingsが、「価格リスク」「投資リターンのポテンシャル」「ブロックチェーン技術」「通貨の採用状況」「セキュリティ」などを基に評価した仮想通貨格付けでは、11月1日公表の最新版でリップルがそれまでの「B-」評価から格上げされ、全通貨中唯一の「B」評価を得て単独1位を獲得しています。

また、中国の政府系シンクタンクCCIDが、「ブロックチェーンの技術レベル」「応用性」「革新性」などを基にまとめた仮想通貨格付け「パブリックチェーン技術評価」でも、10月29日公表の最新版(第6回)でリップルは前回の15位から7位にジャンプアップしています。

さらに、イギリスの比較サイトFinder.comが発表している仮想通貨の価格予想においても、10月のレポートではリップルの19年末にかけての予想騰落率は45%上昇とされていましたが、11月のレポートでは同327%上昇へと大幅に上方修正されるなど、評価は急上昇しています。

プライベートブロックチェーンを採用し、中央集権的な側面があるリップルに対する第三者機関からの評価は、これまでその規模の割に決して高いものではありませんでしたが、こうした評価見直しの動きが投資家心理にプラスに働いている可能性があります。

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本日、こちらからは以上です。

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