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仮想通貨ATM設置台数、月内にも世界4,000台を突破へ

本日2018年11月14日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は714,000円前後(時価総額:約12.40兆円)です。

昨日の同時刻帯からほぼ横ばいの水準です。
特に目ぼしい材料もなく、6,400ドル台で膠着感の強い相場が続いています。

本日の記事では、この1年で設置台数が倍増している仮想通貨ATMを巡る最新動向について取り上げたいと思います。

 

【1】仮想通貨ATM設置台数、月内にも世界4,000台を突破へ

2013年末に誕生した仮想通貨ATMの設置スピードが、今年に入り一段と加速しています。世界中の仮想通貨ATM情報を提供している「Coin ATM Radar」のデータによると、2018年1月1日時点で2,072台だった全世界の設置台数は、同11月14日の段階で3,963台とほぼ倍増しています。現在、1日当たり5.58台の仮想通貨ATMが新たに設置されていることから、11月中にも4,000台に到達する可能性が高まっています。

coinatmradar.com

こうした流れをけん引しているのはアメリカで、現在、全体の半数以上を占める2,204台の仮想通貨ATMが設置されています。今年10月15日には、米仮想通貨ATM会社「LibertyX」と、ATM製造会社「Genmega」がパートナーシップ契約を締結し、2社の協業によって全米にある10万ヵ所以上のATMで仮想通貨の購入が可能になるとの見通しを示しており、その数は今後数年でさらに大きな規模となることが見込まれています。

また、米リサーチ会社「MarketsandMarkets」が今年の8月に発表したレポートでは、2018年時点で1,630万ドル(約18億5,820万円)規模となっている仮想通貨ATM市場が、アメリカをリード役として2023年には1億4,450万ドル(約164億7,300万円)にまで拡大するとの予測も示されています。

ただ、市場が拡大を続ける一方で、課題もあります。現在、仮想通貨ATMの利用手数料は、購入時が平均8.85%、売却時が7.9%とされており、更なる普及を推し進めるためにはこの高い手数料の引き下げが必要不可欠となっています。また、ATMを通じた仮想通貨の購入では、取引所と違って本人確認を求められないのが一般的であることから、利用者の中には匿名での購入を望む人々も多いとされており、今後の規制環境の変化が普及の足かせとなる可能性もありそうです。

なお、翻って日本の現状を見てみると、国内の仮想通貨ATMの設置台数は現時点で9台(東京都6台、茨城県1台、広島県1台、福岡県1台)にとどまっています。仮想通貨に対する規制が強化されたことで、設置を予定していたプロジェクトが一時停止となっているケースもあるといい、世界の潮流から取り残されている状況にあります。

現在、日本の規制当局は取引所への対応に手一杯となっていますが、仮想通貨の普及には周辺インフラの整備は欠かせないため、早急に今後の方向性を示していく必要がありそうです。

coinchoice.net

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。