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カナダの大手取引所、創業者の急死で顧客の仮想通貨引き出せず

本日2019年2月6日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は370,000円前後(時価総額:約6.47兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて5,000円ほど安い水準です。
特段の買い材料もない中、6日の10時ごろに一時3,434ドル(Bitfinexレート)へと下落し、先月29日に付けた年初来安値(3,422ドル)に接近するなど、上値の重い展開が続いています。

本日の記事では、ウォレットへのアクセス権限を独占していた創業者の急死によって、カナダの取引所で顧客資産が引き出せなくなっている問題を取り上げたいと思います。

 

【1】カナダの大手取引所、創業者の急死で顧客の仮想通貨引き出せず

カナダの大手仮想通貨取引所QuadrigaCX(クアドリガCX)で、顧客から預かっている1億9,000万カナダドル(約159億円)相当の仮想通貨が引き出せなくなっていることが話題となっています。

引き出しができなくなった背景には、昨年12月9日にクアドリガCXの創業者ジェラルド・コットン氏が、インドでクローン病の合併症によって急死したことで、同氏が1人で管理していた仮想通貨出し入れのための秘密鍵を保存するアプリへのアクセスキーが誰にも分からなくなってしまったことがあります。

クアドリガCXの現最高経営責任者(CEO)のジェニファー・ロバートソン夫人によると、コットン氏はセキュリティを非常に気にする人物で、パソコンやメールアドレス、メッセージシステムなど、様々なものを暗号化していたといいます。

今回のアプリへのアクセスキーについても、セキュリティの観点から1人で管理していたと考えられますが、その警戒心の高さが仇となってしまったようです。

今月1日には、同社はカナダの裁判所に資産保全の申し立てを実施。仮想通貨の引出方法を突き止めるために30日間の猶予期間が与えられたものの、現在のところアクセスキーを知る人物は見つかっていないといいます。債務返済のため会社を売却する可能性も模索しているといい、今後の動きが注目されます。

秘密鍵の紛失などによってウォレットにアクセスできなくなるリスクは、以前から認識されているものではありますが、今回の一件は個人投資家にとってもその保管方法などを改めて考えるいいきっかけとなりそうです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。