ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

オウケイウェイヴがみなし業者のLastRootsを子会社化へ、早期の正式登録目指す

本日2019年2月27日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は420,000円前後(時価総額:約7.37兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べてほぼ横ばいの水準です。
特段の新規材料もない中、ビットコインは3,800ドル付近で膠着感の強い値動きが続いています。

本日の記事では、国内仮想通貨業界の再編の動きを取り上げたいと思います。

 

【1】オウケイウェイヴがみなし業者のLastRootsを子会社化へ、早期の正式登録目指す

Q&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴ(名証セントレックス上場)が、日本生まれの仮想通貨「c0ban(コバン)」を展開するLastRootsを子会社化する方針であることが明らかとなりました。

LastRootsは、金融庁への正式登録を目指しながら営業を続けるみなし業者で、仮想通貨c0ban専用の取引所である「c0ban取引所」を運営しています。

今回オウケイウェイヴは、LastRootsの株式の3割を保有するネット証券大手SBIグループから数億円で株式を譲り受けるほか、2019年3月中にも追加出資を行って株式の過半を取得し、LastRootsを子会社化する方針と見られています。

SBIグループはすでに正式登録業者であるSBIバーチャル・カレンシーズを抱える一方で、独自路線を進むLastRootsにも出資するなど、積極的に仮想通貨関連事業に力を入れてきましたが、コインチェックの流出事件などを経て、セキュリティ対策の重要性が高まる中、経営資源を集中させたい意向があったと見られます。

一方で、オーケーウェイヴは今年1月にLastRootsと業務提携しており、その際にはLastRootsの正式登録に向けて資本提携も視野に入れていることを明かしていました。オウケイウェイヴは2018年6月に金融庁に仮想通貨交換業者としての登録申請を行っていますが、審査が遅々として進まない中、みなし業者としてより正式登録に近い位置にいるLastRootsを傘下に収める形に方針を転換したのではないかと推測されます。

仮想通貨交換業者として金融庁に登録をする上では、金融機関並みのセキュリティやコンプライアンス態勢の構築が求められますが、オウケイウェイヴは、2018年6月にプレミア証券を完全子会社化しており、金融機関経験者の派遣を受けることで態勢を強化し、早期の登録を目指すこととなりそうです。

www.businessinsider.jp

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。