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Facebookが仮想通貨「Libra」発行へ、2020年のサービス開始目指す

本日2019年6月19日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は990,000円前後(時価総額:約15.78兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べてほぼ横ばいの水準です。
ビットコインは16日に約1年1か月ぶりとなる100万円台を一時回復した後も、高値水準で底堅い値動きが続いています。

本日の記事では、米Facebookが発表した仮想通貨計画を取り上げたいと思います。

 

【1】Facebookが仮想通貨「Libra」発行へ、2020年のサービス開始目指す

米SNS最大手のFacebook(フェイスブック)は18日、2020年にも独自の仮想通貨「Libra(リブラ)」を発行し、それを用いた送金や決済などの金融サービスの提供を開始することを発表しました。

libra.org

事業計画書によると、リブラはビットコインなどのような激しい値動きを回避するため、法定通貨や政府短期証券などを裏付けとしたステーブルコインとなるようで、決済や送金に利用しやすい仕組みが導入されています。

専用のウォレットアプリのほか、Facebookのチャットアプリである「Messenger(メッセンジャー)」や「WatsApp(ワッツアップ)」でも利用できる模様で、世界27億人の利用者を抱えるFacebookは、リブラを米ドルのように幅広く利用できる金融インフラに育てていきたいとしています。

Facebookはリブラを発行する表向きの目的として、世界に17億人いるとされる銀行口座を持たない人々にも金融サービスを提供することを掲げています。ただ、本音としては、リブラをきっかけに成長市場である新興国のユーザーをさらに取り込んでいきたいのではないかと推測されます。

また、リブラの管理はFacebookと約30社・団体が創立メンバーとして参加する非営利組織「リブラ・アソシエーション」が行うとしており、リブラを通じて独自の経済圏をつくることも狙いのひとつと考えられます。

現在、リブラ・アソシエーションには、米決済大手のビザやマスターカード、ペイパル・ホールディングス、米配車アプリ大手ウーバー・テクノロジーズ、音楽配信の世界最大手スポティファイ・テクノロジーズ、ネットオークション大手イーベイ、英通信大手ボーダフォンなどが加盟しています。

Facebookはリブラのサービス開始時には、加盟企業数を100社・団体にまで拡大させるとしており、国境や業態をまたいだ巨大な経済圏となっていく可能性もありそうです。

www.bloomberg.co.jp

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。