ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

中国国営紙、ビットコインを「成功事例」として1面に掲載|Airbnbでビットコイン決済&キャッシュバックが可能に

本日2019年11月12日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は954,000円前後(時価総額:約17.21兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約28,000円安い水準です。
特段の買い材料もなく、上値の重い展開が続くビットコインは、100日移動平均線に跳ね返される形で日本時間11日18時頃に一時8,593ドルまで下落。ただ、この水準では200日移動平均線がサポートとなっており、下値も限定的となっています。

本日の記事では、中国国営紙が1面にビットコイン関連の記事を掲載したとの話題や、民泊大手Airbnbでビットコインでの決済・キャッシュバックが可能になったとの報道を取り上げたいと思います。

 

【1】中国国営紙、ビットコインを「成功事例」として1面に掲載

中国の国営通信社である新華社が、11日の紙面でビットコインに関する話題を1面に掲載したことが話題となっています。

『ビットコイン:ブロックチェーン技術で成功した最初のアプリケーション』と題した記事では、ビットコインについて「実態のある通貨ではなく、インターネット上で生産され、運用されているもの。法律や国家の信用によってサポートされている紙幣とは異なり、現代のインターネットテクノロジーの時代で生まれたもの」などと説明。

その他、マイニングやブロックチェーンの仕組み、半減期といったビットコインの基本的な特徴が解説されているほか、利点として「匿名性」を挙げ、アカウント情報を他者に知られることなく、人々は自由に資金を送金できるなどと記述されています。

一方、ビットコインのネガティブな面としては、「ダークウェブ」での取引など、犯罪資金の温床となっていることをあげたほか、価格のボラティリティの高さにも注意が必要だとしています。

現在、中国国内では仮想通貨の取引や決済は表向きでは禁止されていることから、国民は取引所を介さない相対取引(OTC)を通じて密かに仮想通貨をやり取りしているケースが多いとされています。

ただ、先月25日に習近平国家主席が、ブロックチェーンの開発・活用を推進していく方針を表明。また、今月6日には国家発展改革委員会(NDRC)が産業改革に向けてまとめていた禁止産業リストの最終版から、仮想通貨マイニング産業が除外されたことも明らかとなっています。

現在のところ、中国政府から仮想通貨取引等の解禁を巡る明確な発言はなされていませんが、市場からは中国政府がすでに仮想通貨を事実上黙認する方向に動いているのではないかとの声も聞かれています。

いずれにせよ、ビットコイン市場が再び活況を見せるには、中国人投資家のマネーは不可欠であり、今後もその動向には注目が集まることになりそうです。

coinpost.jp

【2】Airbnbでビットコイン決済&キャッシュバックが可能に

ビットコイン決済アプリ「FOLD(フォールド)」は11日、民泊仲介サイト大手Airbnb(エアビーアンドビー)のサポートを開始することを発表しました。

フォールドは、ビットコインでギフトカードが買えるサービス「Fold Kickbacks(フォールド・キックバックス)」を提供しています。利用者はギフトカードをビットコインで購入し、フォールド・キックバックスのプログラムメンバー企業のサービスの支払いに充てることが可能で、利用したユーザーはビットコインでキャッシュバックも受けることができます。

キャッシュバック率はメンバー企業ごとに異なりますが、エアビーアンドビーの場合、3%分がビットコインでキャッシュバックされるようです。

なお、フォールド・キックバックスのメンバーには、EC大手のアマゾンやコーヒーチェーン大手のスターバックス、配車アプリ大手のウーバー、小売大手のターゲット、ホームセンター大手のホームデポなども名を連ねています。

また、現在のところアプリのサービス対象地域は、アメリカ、オーストラリア、カナダ、アイルランド、メキシコ、イギリスなどに限定されています。

jp.cointelegraph.com

ここ最近、アメリカでは従来のポイントサービスに代わる新たな還元手法として、ビットコインによるキャッシュバックが注目され始めています。

フォールドと並んでこの分野で積極的に事業展開を進めているのが、ビットコイン還元アプリ「ロリー(Lolli)」で、すでに米大手スーパーのセーフウェイや米ペット用品大手のペトコなどと提携し、ビットコインのキャッシュバックサービスを提供しています。

さらに、中国の「独身の日」に当たる今月11日には、中国のEC大手アリババとの提携を発表。ロリ―ユーザーがアリババを利用する際、最大5%のビットコイン・キャッシュバックを受けることができるようになっています。

一方、「ポイント天国」とも言えるほどポイント還元が普及している日本ですが、貯まったポイントの交換先のひとつとしてビットコインが設けられていることはあるものの、買い物時に直接ビットコインを還元するようなサービスは導入が進んでいません。

ポイント還元の浸透が強い分、ビットコイン還元の導入は難しい面もありますが、今後日本でも同様のサービスが広がるのか注目したいところです。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。