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Facebookがリブラ計画の修正を検討、複数通貨を扱うネットワークに|ベイリーBOE次期総裁、BTC保有者は「全資産を失う覚悟を」

本日2020年3月3日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は956,000円前後(時価総額:約17.44兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約10,000円高い水準です。
ビットコインは、大幅高となった米株式市場への反応は鈍かったものの、日本時間5日11時頃に一時8,954ドルまで上昇しています。

本日の記事では、Facebookがリブラ計画の修正を検討しているとの報道や、英中銀の次期総裁によるビットコイン関連の発言を取り上げたいと思います。

 

【1】Facebookがリブラ計画の修正を検討、複数通貨を扱うネットワークに

米テクノロジー系ニュースサイトの「ザ・インフォメーション」は3日、複数の関係者の話として、Facebookがリブラ計画を修正する方向で検討していると報じました。

報道によると、各国政府や規制当局から厳しい目が向けられる中、単一グローバル通貨を目指している「リブラ」の発行を一旦棚上げ。代わりに、ドルやユーロなどの法定通貨のデジタル版を発行することを検討しているようで、リブラ専用ウォレットとして開発していた「Calibra(カリブラ)」についても、複数通貨をサポートする形に仕様が変更されるとしています。

なお、カリブラのローンチ時期は当初、今年6月を予定していましたが、計画修正によって同10月に後ずれする見通しだといいます。

関係者によると、Facebookは単一グローバル通貨の発行を諦めたわけではないといい、計画の修正によって膠着していたリブラ計画が再び動き始める可能性があります。

ただ、本丸である単一グローバル通貨としての「リブラ」の発行がなければ、ドルペッグの仮想通貨「USDT(テザー)」など、すでに普及しているライバル通貨との差別化が難しくなる面もあります。

計画を修正したとしても、規制対応と各国当局の理解を得ることが最重要課題であることに変わりはなく、リブラは引き続きいばらの道を歩んでいくことになりそうです。

coinpost.jp

【2】ベイリーBOE次期総裁、BTC保有者は「全資産を失う覚悟を」

今年3月にイングランド銀行(BOE)総裁に就任を予定しているアンドリュー・ベイリー氏はこのほど、大手メディアBBCとのインタビューの中で、ビットコイン保有者に対し、「全ての資産を失う覚悟をしなければならない」と発言しました。

また、購入自体を止めることはしないとしながらも、「本質的価値がないことは理解するべき」だと指摘。さらに、一連の発言について、「これは私からの真剣な忠告だ」とも述べ、ビットコイン投資への否定的なスタンスを強く示しました。

なお、ベイリー氏は、過去にもビットコインについて、「通貨ではなく、かなりボラティリティの高いコモディティ」「購入することはギャンブルのようなもの」などと、厳しい見方を示しています。

現BOE総裁のマーク・カーニー氏は、「既存の金融システムは時代に合っていない」などと指摘し、リブラを擁護する発言をしたり、通貨バスケットに基づく新たな法定デジタル通貨「合成覇権通貨(SHC)」の発行を提唱したりするなど、仮想通貨やデジタル通貨に対して比較的フレンドリーな人物として知られています。

また、今年に入りBOEは、日本銀行、欧州中央銀行(ECB)などの主要6中銀や国際決済銀行(BIS)と共に、中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)に関するワーキンググループも創設しています。

今後、新総裁の就任によって、BOEの仮想通貨やデジタル通貨に対するスタンスに変化が見られるのか、是非注目していきたいところです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

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