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アフリカ大陸は仮想通貨普及の「最も有望な地域」|ハッシュリボンがデッドクロス、マイナーが投げ売りか

本日2020年5月26日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は962,000円前後(時価総額:約17.68兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約14,000円高い水準です。
ビットコインは買い戻しがやや優勢となり、日本時間26日4時頃に一時8,984ドルまで反発しています。

本日の記事では、アフリカの仮想通貨市場に関するレポートや、ハッシュリボンのデッドクロスの話題を取り上げたいと思います。

 

【1】アフリカ大陸は仮想通貨普及の「最も有望な地域」

ノルウェーの仮想通貨分析企業アーケインリサーチとマレーシアを拠点とする英系仮想通貨取引所ルノがこのほど、アフリカ大陸の仮想通貨市場に関するレポート「The State of Crypto Africa」を公表し、同大陸が仮想通貨の普及における「最も有望な地域」だとの見解を示しました。

アフリカは高インフレや不安定な自国通貨、銀行インフラの欠如(口座保有者の少なさや高い送金手数料など)といった金融・経済面での様々な問題を抱えていますが、仮想通貨を活用することでこうした問題を克服することが可能であると考えているようです。

実際、アフリカでは仮想通貨への注目は高まっており、ネット検索者の関心度合いを表すGoogleトレンドの過去12ヵ月間のデータによると、「cryptocurrency」のトピックでウガンダ、ナイジェリア、南アフリカ、ケニア、ガーナはトップ10にランクインしているといいます。

特に、南アフリカやナイジェリアでの普及率は高く、16歳~64歳のインターネットユーザーのうち仮想通貨を保有する人の割合は、南アフリカが13%で3位、ナイジェリアが11%で5位と、世界平均(7%)を上回っているようです。

また、アフリカでは取引量も拡大しており、仮想通貨メディアのユーズフル・チューリップによると、サブサハラ・アフリカにおける仮想通貨のP2P取引高がラテンアメリカを抜き、P2P週間取引高が世界第2位の地域になったといいます。

Twitterのジャック・ドーシーCEOも、「ビットコインの未来はアフリカにある」との考えを示しており、日本という恵まれた国に住む私たちには感じ取りにくい仮想通貨の波が、海外、特に新興国では確かに押し寄せているのかもしれません。

jp.cointelegraph.com

【2】ハッシュリボンがデッドクロス、マイナーが投げ売りか

今月20日、半減期通過後初となる難易度調整(6%の易化)が行われたビットコインですが、その後もハッシュレートの回復は見られず、Blockchain.comによると25日のハッシュレート(7日平均)は91.49TH/sと、難易度調整前のピークから2割以上低下し、2019年末以来の水準を記録しています。

こうした状況の中、「ハッシュリボン(ディフィカルティリボン)」において、ハッシュレートの60日移動平均線が30日移動平均線をデッドクロスしたことが話題となっています。

ハッシュリボンは、ビットコインの値動きに対するマイナーの売却圧力を可視化した指標として知られており、デッドクロスはマイナーが降伏状態にあって、資金を確保するために手持ちのビットコインの投げ売りを進めている状況だとされています。

足元で軟調な展開が続くビットコインですが、ハッシュリボンの動向からは半減期によって赤字に転落したマイナーなどが、投げ売りを進めている様子がうかがえます。

ただ、マイナーの投げ売りが一巡することで売り圧力が低下し、その間に難易度調整でネットワークの安定化が図られれば、その後の大きな価格上昇に繋がることが期待できるため、ハッシュリボンのデッドクロスを絶好の買い場探しと考える人も多くいます。

カプリオール・インベストメントのチャールズ・エドワーズ氏は、マイナーの降伏状態はビットコインにとってポジティブだと考えており、今後3週間以内で「テザーの大幅な増加」「新たにマイニングされたビットコインの大部分を購入するファンド」「一般的なマクロ指数とビットコインのインフレ率が半分になる」場合には生涯に一度の好機になるとの見方を示しています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

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