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欧米機関投資家の36%が暗号資産を所有、BTCとETHが人気|ドイツ証券取引所にビットコインETPが月内に上場へ

本日2020年6月11日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,057,000円前後(時価総額:約19.44兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べてほぼ横ばいの水準です。
ビットコインは引き続き上値の重さが目立つものの、10,000ドルの大台回復をうかがうじり高の展開となっています。ただ、円高が大きく進んだこともあり、円ベースでは横ばいとなっています。

本日の記事では、フィデリティが機関投資家に実施した暗号資産に関する調査や、ドイツ証券取引所へのビットコインETP上場の話題を取り上げたいと思います。

 

【1】欧米機関投資家の36%が暗号資産を所有、BTCとETHが人気

金融大手フィデリティが、欧米の機関投資家を対象に実施した暗号資産(仮想通貨)に関する調査のレポートで、機関投資家の3分の1がすでに暗号資産に投資していることがわかりました。

調査は2019年11月18日から2020年3月6日にかけて実施されたもので、アメリカの393の機関投資家とヨーロッパの381の機関投資家が対象となっています。なお、機関投資家には年金基金やファミリーオフィス、ヘッジファンドなどが含まれています。

フィデリティによると、欧米機関投資家の36%が暗号資産を所有していると回答。ただ、地域間でその比率には大きく差があり、アメリカが27%、ヨーロッパが45%となっています。なお、フィデリティが1年前に実施したアメリカの441の機関投資家への調査では、暗号資産に投資したとの回答は22%でした。

また、最も人気の暗号資産はビットコインで、4分の1以上が保有していると回答。イーサリアムの保有が11%で続きました。その他、暗号資産に投資している機関投資家の60%以上が、現物市場で購入していることもわかりました。

現在は機関投資家の3分の2が暗号資産に投資をしていない状況ではあるものの、全回答者の60%は暗号資産が投資対象になると回答。回答者の91%は、今後5年間でポートフォリオの少なくとも0.5%が暗号資産に割り当てられると予想しています。

調査では、機関投資家の約半数が、価格の変動性や市場操作に関する懸念をポートフォリオへの暗号資産組み入れの阻害要因になっているとするなど、まだまだ課題は多いものの、暗号資産への機関投資家の関心は着実に高まっていると言えそうです。

【2】ドイツ証券取引所にビットコインETPが月内に上場へ

英ロンドンを拠点とする金融企業ETCグループのビットコインETP(上場投資商品)「BTCetc(BTCE)」が、ドイツ証券取引所の電子取引プラットフォーム「XETRA(クセトラ)」に今月上場することがわかりました。XETRAに仮想通貨関連の金融商品が上場するのは、今回が初となります。

BTCEは、現物のビットコインに100%裏付けされたビットコイン価格連動商品で、償還はビットコインもしくは現金で行われます。ドイツ以外にも、イギリスやイタリア、オーストリアなどのトレーダーも取引が可能だといいます。

ETCグループのブラッドリー・デュークCEOは、「BTCEによって規制に準拠したメインストリームの市場でビットコインの取引ができるようになる」とコメントしています。

仮想通貨のETP商品は、2018年にスイス最大の株式市場であるシックススイス証券取引所に上場されたのを皮切りに、ヨーロッパを中心に商品化が進んでいます。ドイツでも今年2月、国内第2位の証券取引所であるベールゼ・シュトゥットガルトに、ビットコイン価格の下落で利益が得られるインバース型のETP商品が上場しています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

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