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独Crypto Research Report予測、「BTCは30年に40万ドルに」|ウィリー・ウー氏、「BTCは今後1ヵ月で指数関数的な強気相場へ」

本日2020年6月30日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は990,000円前後(時価総額:約18.23兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約14,000円高い水準です。
ビットコインは週末からの買い戻し優勢な流れが継続しているものの、9,000ドル~9,200ドル程度の狭いレンジ内での小動きにとどまっています。

本日の記事では、ビットコインに関する2つの強気見通しを取り上げたいと思います。

 

【1】独Crypto Research Report予測、「BTCは30年に40万ドルに」

リヒテンシュタインに拠点を置くドイツ系仮想通貨分析機関Crypto Research Reportはこのほど、仮想通貨の価格予想に関するレポートを公表し、その中でビットコインの価格が今後10年間で約40万ドルまで上昇する可能性があるとの見解を示しました。

レポートでは、「Modeling Bitcoin’s Price with Irving Fisher’s Equation of Exchange(フィッシャーの交換方程式を用いたビットコイン価格のモデリング)」との表題の通り、価格予想にはフィッシャーの交換方程式が用いられています。

フィッシャーの交換方程式とは古典的な貨幣数量説で、貨幣量と物価の関係を定式化したものです。「流通貨幣量×流通速度=価格×取引量(MV=PT)」で表されます。

Crypto Research Reportは、仮想通貨の全てのユースケースの経済規模を合計した「潜在市場規模」(Total Addressable Market=TAM)に対し、それぞれの市場にどれほどの普及が見込めるかを予測することで、予想価格を算出しています。

なお、TAMには送金や脱税、価値保存手段、オフショア口座、オンライン取引、マイクロペイメント、トレード、ゲーム、オンラインギャンブル、消費者ローン、準備通貨などが含まれています。

レポートでは、2019年時点における仮想通貨全体のTAMを212兆ドルと試算したうえで、現在のビットコイン価格はTAMの0.44%にも満たず、「まだ普及カーブのかなり初期段階にある」と指摘。もしこれが10%に到達すれば、ビットコイン価格は2030年に現在の40倍超に当たる39万7,727ドルまで上昇するとしています。

その他、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ステラ(XLM)といった主要アルトコインについても、強気予想を示しています。

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主要仮想通貨の価格予想(Crypto Research Reportより)

伝統的な経済理論による分析からも強気な価格予想が示されたのは喜ばしい限りですが、実際に仮想通貨の利用がどの程度普及するかは予測が付かない部分も大きいため、ひとつの見解として参考程度に捉えておいた方がいいかもしれません。

【2】ウィリー・ウー氏、「BTCは今後1ヵ月で指数関数的な強気相場へ」

著名仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏はこのほど、自身が開発した新たなビットコインの分析モデルを発表。そのうえで、ビットコインは「あと1ヵ月ほどで指数関数的な強気相場が訪れる」との見解を示しました。

2018年に多くのアナリストやトレーダーが強気予想を示していた中、ウー氏は早いうちから6,000ドル割れの予想を示し、見事的中(3,000ドル台まで下落)させたことで知られています。

ウー氏は、過去4回の強気相場の始まりをチャート上にマークしたうえで、その動きの特徴からビットコインが短期的に再び上昇トレンドに入る可能性があるとの認識を示しています。なお、コロナショックで一時的に市場が壊れてしまったものの、実際には新型コロナウイルスの流行前から強気相場の準備が始まっていたとも述べています。

また、現在のビットコイン相場は、1ヵ月以上に渡って9,000ドル~10,000ドルのレンジ内でボラティリティの低い動きが継続していますが、これについてウー氏は、「次の強気相場までの時間が長ければ長いほど、トップキャップモデルでピーク時の価格は高くなる」とし、「最終的にはいいこと」だとの認識を示しています。

 本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。