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ビットコインIRA調査、投資家の4割が20年末に1BTC=1.5万ドルを予想|米NYDIGのビットコインファンド、運用資金1.9億ドルを調達

本日2020年7月2日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は994,000円前後(時価総額:約18.31兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約10,000円高い水準です。
ビットコインは引き続き限定的な値幅での動きではあるものの、週末からの買い優勢な流れが継続しており、日本時間2日1時頃には一時9,300ドルまで上昇しました。

本日の記事では、ビットコインIRAが実施した投資家の意識調査の結果や、NYDIGのビットコインファンドの話題を取り上げたいと思います。

 

【1】ビットコインIRA調査、投資家の4割が20年末に1BTC=1.5万ドルを予想

仮想通貨と個人退職口座(IRA)を組み合わせたサービスを提供するアメリカのBitcoin IRA(ビットコインIRA)は29日、顧客に対して実施した意識調査の結果を発表し、2020年末までにビットコイン価格が15,000ドルを上回るとの回答が42%で最多となったことがわかりました。

調査は、300人以上の顧客(回答者は全て個人投資家)を対象に、仮想通貨投資に関する意識調査として実施。退職後に向けた資産形成を行うビットコインIRAのユーザーということもあり、「仮想通貨を長期投資の観点で購入・保有している」との回答が57%に上っています。

その他、アルトコインへの関心も示されており、回答者の53%が大型アップデート「イーサリアム2.0」(早ければ2020年11月)によってステーキングサービスの導入が見込まれているイーサリアム(ETH)に興味を持っていることも分かりました。

また、仮想通貨投資家は代替資産への投資に関心が高いことも示されており、貴金属への投資を希望する人が46%、大麻が36%、映画が9%などとなっています。

ビットコインIRAは調査結果について、「新型コロナウイルスによって市場が不安定になっているにも関わらず、投資家は仮想通貨に対して非常に強気であることを示している」指摘。「ビットコインの普及と希少性の上昇が進み、世界中で法定通貨の供給量が増加すれば、価格には上昇圧力となるだろう」とコメントしています。

www.prnewswire.com

【2】米NYDIGのビットコインファンド、運用資金1.9億ドルを調達

アメリカの投資ファンド、ニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ(NYDIG)がこのほど、ビットコインファンド「NYDIG Institutional Bitcoin Fund LP」の運用資金として1億9,000万ドル(約204億円)の調達を完了させたことが、米証券取引委員会(SEC)への提出書類で明らかとなりました。

NYDIGは2018年にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から、同州で仮想通貨交換業を営むうえで必要となる「BitLicense(ビットライセンス)」を取得。「NYDIG Institutional Bitcoin Fund LP」は2018年にSECに登録後、少しずつ投資家数と運用資金額を拡大させていき、現在は24の投資家が出資を行っているようです。

なお、NYDIGは他にも「NYDIG Bitcoin Strategy Fund」(調達目標2,500万ドル)と、「NYDIG Bitcoin Yield Enhancement Fund」(同1億4,000万ドル)の2つのビットコインファンドを販売。「NYDIG Bitcoin Strategy Fund」の組成には、2011~15年にかけてNYDFSの初代保険監督官を務め、金融機関の違法行為に厳しい対応を示したことから「ウォール街の保安官」とも称されたベン・ロースキー氏も関わったとされています。

ヘッジファンド業界の大物ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、個人および運用ファンドのポートフォリオにビットコインを組み込む動きを見せ、世界的ヘッジファンドであるルネッサンス・テクノロジーズもビットコイン先物取引への参入意向を示すなど、ビットコインに対するウォール街のスタンスは着実に変化が見られています。

ビットコインの市場規模拡大に不可欠な機関投資家の参入を示すデータは、長期的な上昇に向けた期待感を高めることに繋がりそうです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

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