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株価と連動強まるビットコイン、S&P500との相関性が過去最高に|エクスペディア、ホテル70万軒超の予約で仮想通貨が利用可能に

本日2020年7月7日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は997,000円前後(時価総額:約18.37兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約20,000円高い水準です。
9,000ドル~9,200ドル程度の狭いレンジで小動きが続いていたビットコインですが、世界的な株高をサポートに買いが強まると、日本時間7日9時頃に一時9,385ドルまで上昇しています。

本日の記事では、ビットコインとS&P500の相関関係が過去最高水準に高まっているとの話題や、エクスペディアに掲載されている70万軒超のホテルの予約に仮想通貨決済が利用可能になったとの話題を取り上げたいと思います。

 

【1】株価と連動強まるビットコイン、S&P500との相関性が過去最高に

発行上限があり、経年による劣化もないビットコインは、その類似性の多さから不況や社会情勢の混迷に強い金(ゴールド)になぞらえて「デジタルゴールド」としての役割を期待されています。

しかし、足元ではそうした期待とは裏腹に、リスク資産である株式との相関関係が非常に高まっており、ビットコインが安全資産としての地位を確立できていない様子がうかがえる状況となっています。

仮想通貨分析企業Skewによると、ビットコインとS&P500の相関関係(1ヵ月)は、6月30日に過去最高水準となる66.2%を記録。過去1年間を遡ると、相関関係は概ねマイナス50%~プラス30%と、負の相関、あるいは比較的低いレベルでの正の相関にとどまっていたため、この1、2ヶ月で急速に連動性が高まったことになります。

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BTCとS&P500の相関関係(SKEWより)

こうした状況について、デジタル資産ファンドStackの共同創業者マシュー・ディッブ氏は、「ビットコインは誰が見てもまだリスク資産。ゴールドとの類似性をアピールする人はいるが、リスクオフの際に安全資産として機能することはまだ証明されていない」と指摘。

ただ、世界の株式市場はかつてないほど大規模な金融刺激策の恩恵を受けているため、株価との相関関係が高いことは「短期的にビットコイン価格には強気に働く」とも述べています。

【2】エクスペディア、ホテル70万軒超の予約で仮想通貨が利用可能に

大手旅行予約サイトのエクスペディアの子会社エクスペディア・パートナー・ソリューションズ(EPS)はこのほど、大手仮想通貨取引所バイナンスが出資する仮想通貨が利用可能な旅行予約サイトのTravala.comと提携したことを発表しました。

これにより、Travala.comはEPSが提供する予約システムにアクセスすることが可能となり、ユーザーはエクスペディアに掲載されている70万軒以上のホテルの予約に仮想通貨決済を利用できるようになります。

利用できる仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、バイナンスコイン(BNB)など、25銘柄に上るようです。

なお、エクスペディアでは2014年に自社でビットコイン決済を導入しましたが、2018年夏にはビットコインの受け入れを終了しています。その際には、ビットコイン決済の廃止の理由として、「安定性に欠ける」「進まない商用導入」「法定通貨への換金」の3点を挙げていました。

客観的に見て、現在の仮想通貨がこれら3つの懸念点をクリアできているとは思えませんが、今回は継続的な導入となるのか注目したいところです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

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