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米国法銀行が仮想通貨カストディサービスを提供へ、OCCが許可|ロシア初の仮想通貨関連法案が可決、仮想通貨取引が合法に

本日2020年7月27日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,080,000円前後(時価総額:約19.91兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約53,000円高い水準です。
ポジティブなニュースが続き急騰したイーサリアムを筆頭に、アルトコインが堅調な動きとなった中、ビットコインにも買いが波及。約2ヵ月ぶりに10,000ドルの大台を突破し、日本時間27日12時頃には一時10,340ドルまで上値を伸ばしています。

本日の記事では、米通貨監督庁(OCC)が銀行による仮想通貨カストディサービスの提供を認めることを発表した話題や、ロシア初の仮想通貨関連法の話題を取り上げたいと思います。

 

【1】米国法銀行が仮想通貨カストディサービスを提供へ、OCCが許可
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米通貨監督庁(OCC)はこのほど、連保政府の認可を受けた商業銀行である「国法銀行(National Bank)」と「貯蓄貸付組合」を対象に、仮想通貨カストディサービスの提供を許可することを発表しました。

対象となる「国法銀行」には、バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなどの大手銀行が含まれています。これまでアメリカで仮想通貨を取り扱えるのは、仮想通貨取引所や仮想通貨専門のカストディ企業に限られていましたが、信用力の高い大手銀行が参入することになれば、機関投資家からの資金流入がさらに拡大する可能性があります。

OCCは声明で、「金融市場における技術的進化が起きる中、銀行やその他のサービスプロバイダーが、顧客に従来のサービスを提供するために、新しい技術や革新的な方法を活用する必要性が高まっている」と指摘。そのうえで、今回の許可は「銀行の近代化に向けた一歩」だと語っています。

今回の発表に対し、米仮想通貨系シンクタンクであるコインセンターのピーター・ファルケンブルグ氏は、「仮想通貨カストディの分野で新たな競争が生まれるだろう。政府公認銀行の参入で競争が激化し、より多くの伝統的な投資家が仮想通貨を始めるきっかけになる」と指摘。

また、米仮想通貨投資会社モルガン・クリーク・デジタルのアンソニー・ポンプリアーノ氏も、「銀行は仮想通貨企業を買収するだろう」との見解を示し、米銀が仮想通貨市場に本格的に参入してくると見ています。

一方、こうした見方に対して懐疑的な意見もあります。仮想通貨に詳しい米弁護士のジェイク・チャビンスキー氏は、「OCCは数ある規制当局のひとつに過ぎない」と指摘。また、「銀行はリスクを取りたがらず、コンプライアンス重視」であり、結局は需要を見て行動するため、OCCによる許可が必ずしも銀行の参入に繋がるわけではないとしています。

coinpost.jp

【2】ロシア初の仮想通貨関連法案が可決、仮想通貨取引が合法に

ロシア議会がこのほど、国内初の仮想通貨関連法案「デジタル金融資産(On Digital Financial Assets:DFA)」を可決したことが明らかとなりました。法律が施行されるのは、2021年1月1日となるようです。

同法では、デジタル資産を「決済手段として受け入れることができる電子データの集合体」と定義し、ロシア国内での仮想通貨取引を合法化。一方で、国際的な通貨単位でなく、外国やロシアの法定通貨でもないとの建前から、サービスや商品の支払いに仮想通貨を使用することは禁止されます。

ただ、DFA法の可決によってロシアの仮想通貨市場が活性化するかについては、慎重な見方が多くあります。

仮想通貨取引所EXMOの事業開発責任者マリア・スタンケビッチ氏は、今回可決されたDFA法は「用語集」のようなものであり、その効果は限定的だと指摘。一方、今年12月末までに可決を目指している「デジタル通貨関連法(DA)」には、仮想通貨に対する実際の規制フレームワークが記載される見通しであり、サプライズな内容が盛り込まれる可能性もあるとの見解を示しています。

例えば今年5月時点のDFA法草案には、仮想通貨を購入したり、決済手段として受け入れたりした人に対し、最大14,000ドル(約148万円)の罰金、または最大7年の懲役を科すことが盛り込まれていましたが、可決された法案ではそうした刑罰に関する条項は取り除かれています。

今後可決されるDA法案にこうした条項が盛り込まれる可能性があるなど、その内容次第ではロシアが依然として仮想通貨に対して後ろ向きであることを示す形となるだけに、同法案の動向には注目が集まりそうです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。