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プルデンシャル証券元CEOがBTC支持派に変心、その理由は?|バフェット氏の金鉱株購入、BTCにも追い風?

本日2020年8月18日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,300,000円前後(時価総額:約24.00兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約35,000円高い水準です。
11,800ドル付近での持ち合いを上放れたビットコインは、日本時間18日1時頃に一時12,473ドルまで上昇し、年初来高値を更新しています。

本日の記事では、プルデンシャル証券の元CEOがビットコイン否定派から支持派に変心した話題や、世界的投資家ウォーレン・バフェット氏が金鉱株への投資を始めたことがビットコインの追い風になるとの見方を取り上げたいと思います。

 

【1】プルデンシャル証券元CEOがBTC支持派に変心、その理由は?

米金融大手プルデンシャル・セキュリティーズの元CEOで、現在は投資会社サンダース・モリス・ハリスのCEOを務めるジョージ・ボール氏はこのほど、ロイターとのインタビューで、ビットコインは投資先として長期的にも短期的にも「非常に魅力的」との見解を示しました。

インタビューの中で同氏は、これまでビットコインやブロックチェーンに対して否定的であったことを明かしたうえで、ここ最近の政府による大規模な金融緩和策が心変わりさせたと説明しています。

ボール氏は、「政府は永遠に市場を刺激し続けることはできない。流動性の洪水はいずれ終わり、遅かれ早かれ政府はそのツケを払わなければならない時がくる」と指摘。その際、増税に乗り出すのか、ドルの増刷を続けるのかはわからないものの、「増刷を続ければドルや物価連動国債(TIPS)の価値は崩壊する可能性がある」との見解を示しています。

そのうえで、資金が潤沢な投資家は、政府によって価値が損なわれず無価値にならない資産として、「ビットコインあるいはそれに類するものを必需品として求めるようになる」と見ており、ポートフォリオにビットコインを組み込むことに価値を見出すようになったとしています。

なお、ボール氏はアメリカのレイバーデー(9月の第1月曜日の祝日)以降、さらに多くの人が市場に参入し、「安全資産」としてビットコインを求める買いが増えると予測も示しています。

www.coindeskjapan.com

【2】バフェット氏の金鉱株購入、BTCにも追い風?

株式市場では、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが、銀行株のポジションを大幅に圧縮し、新たにカナダの金採掘大手バリック・ゴールドの株式を購入したことが話題となっています。

バフェット氏は金(ゴールド)嫌いとして知られており、これまで金に対し「有用性はない」「何も生み出すことはない」などとの厳しい見方を示し続けてきました。

しかし今回、直接的に金に投資したわけではないものの、長年に渡ってバフェット氏の投資先の中核を担ってきた銀行株を大量に売却してまで、金価格動向の強い影響を受ける金鉱株を購入したことから、同氏がアメリカ経済やドルの先行きに少なからず不安を感じているのではないかとの声が聞かれています。

一方、仮想通貨市場ではバフェット氏のこうした動きについて、新たな価値保存手段として存在感を高めているビットコインにとって追い風になる、と好意的に受け止められています。

ビットコイン強気派として知られる経済ジャーナリストのマックス・カイザー氏は、100兆ドル規模に及ぶグローバルファンドの投資資金のうち、金に流入しているのは1%にも満たないとしたうえで、「バフェット氏が金に注目したことで、5%が金に振り向けられるようになると期待するならば、金価格は5,000ドルになる。(デジタルゴールドとして期待される)ビットコインにもし1%が配分されれば、その価格は50,000ドルになる」との見解を示しています。

 また、仮想通貨ファンド「イキガイ」の創業者トラヴィス・クリン氏も、「今後数年はビットコインがどうなるのか気になるところだ。ビットコインは、(バフェット氏が金に懐疑的な発言をした)1998年にバフェット氏が考えていたゴールドと同じなのだから」とコメントしています。

 本日、こちらからは以上です。

 

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