本日2020年9月28日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,148,000円前後(時価総額:約21.25兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて約15,000円高い水準です。
週末も買い優勢の流れが継続したビットコインは、日本時間28日9時頃に一時10,950ドルまで上昇し、約1週間ぶりの水準を回復しています。
本日の記事では、世界の仮想通貨保有者が1億人を突破したとの調査結果や、仮想通貨やデジタルドルに対するアメリカ人の意識調査の結果を取り上げたいと思います。
【1】世界の仮想通貨保有者が1億人を突破、ケンブリッジ大調査
英ケンブリッジ大学のオルタナティブ・ファイナンスセンター(CAF)はこのほど、世界の仮想通貨保有者が1億人を突破したとする研究レポートを公表しました。
同レポートによると、2020年第3四半期(7~9月)時点で仮想通貨取引所に開設された口座総数は1億9,100万口座。このうち、1人で複数の口座を持つケースを除外したユニーク利用者は、1億100万人と推定されるとしています。
なお、規制やインフラ環境からOTC取引が主体の国は多く、取引所に口座(ウォレット)を持っていないユーザーも相当数いると考えられるため、実際の仮想通貨保有者はこの数字を上回る可能性も高そうです。
この他、レポートでは地域別のマイニング状況についても言及。アジア太平洋地域、欧州、ラテンアメリカ、北米のいずれの地域でも、ビットコイン(BTC)が最もマイニングされている仮想通貨となっています。
ただ、それに続く通貨には地域ごとに差が見られ、アジア太平洋地域とラテンアメリカではイーサリアム(ETH)、欧州ではライトコイン(LTC)、北米ではビットコインキャッシュ(BCH)がそれぞれ2番目にマイニング人気の高い通貨となっています。
【2】米国人の6割はCBDCへの置き換えに反対も、賛成割合は前年から倍増
仮想通貨マイニング企業ジェネシスマイニングがこのほど実施した調査で、多くのアメリカ人が現在使用している物理的な通貨を中央銀行デジタル通貨(CBDC)に置き換えることに慎重であることが示されました。
調査は、2020年7月28日に400人のアメリカ人を対象に実施。「100年後も現金は使われていると思うか?」との設問に対しては、26.8%が「Yes」、48.3%が「No」と回答しています。
また、「米政府は現金をデジタルドルに置き換えるべきか?」との設問に対して「Yes」と回答したのは24.8%で、60%は「No」としているなど、依然として現金信仰が根強いことが示されています。
ただ、2019年に実施した同様の調査では、デジタルドルへの置き換えについて「Yes」と回答したのは13.3%にとどまっていたことから、デジタルドルを受け入れる土壌は着実に広がっていると解釈することもできそうです。
その他、「ビットコインや仮想通貨について聞いたことがあるか?」との問いには、87.3%が「Yes」と回答。また、ビットコインや仮想通貨に対する考えを問う設問では、「可能性は感じるが、結論を出すのは時期尚早」との回答が35%で最多となり、以下、「もっと学びたい」が17%、「いつかはドルに取って代わる」が15.5%と続いています。
一方で、「犯罪者が使うもの」との回答は7.5%と最も低く、アメリカ国内では仮想通貨に対して比較的ポジティブなイメージが広がってきている様子が窺える結果となっています。
本日、こちらからは以上です。