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PayPalとCashAppがBTC不足の原因に?新規採掘量を上回る購入か|ブラックロック幹部、「BTCは金に取って代わる可能性」

本日2020年11月24日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,911,000円前後(時価総額:約35.45兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約25,000円高い水準です。
出遅れ感のあったアルトコインに資金が流れる中、ビットコインは18,400ドル前後で方向感に乏しい動きが続いています。

本日の記事では、PayPal(ペイパル)やSquare(スクエア)の仮想通貨購入サービスがビットコイン不足に繋がっているとの分析や、米大手資産運用会社ブラックロック幹部によるビットコインに対する見解を取り上げたいと思います。

 

【1】PayPalとCashAppがBTC不足の原因に?新規採掘量を上回る購入か

仮想通貨投資会社のパンテラ・キャピタルはこのほど、米決済大手PayPal(ペイパル)の仮想通貨取引サービスや同Square(スクエア)のCashAppを通じたビットコインの購入が、新規採掘量をすでに上回っているとの推計を明らかにしました。

パンテラは、ペイパルに仮想通貨インフラを提供しているPaxos(パクソス)のデータを基に、ペイパルの仮想通貨取引サービスを通じたビットコイン取引高を推計。パクソスが運営する取引所itBitでは、ペイパルでビットコインの購入が可能になって以降、取引高が急増しており、そこから推計するとペイパルを通じたビットコインの購入はすでに新規採掘量の70%相当に膨らんでいるといいます。

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PayPalのBTC購入推計(Pantera Capitalより)

先月パンテラは、スクエアのCashAppを通じたビットコインの購入が新規採掘量の40%に達しているとの分析結果も公表しており、この2社のサービスだけで新規採掘量を上回るビットコインの購入が行われている可能性があります。

さらに、現実にはこの他に仮想通貨投資会社グレイスケールなどの機関投資家や一般企業による購入も多く見られているため、市場におけるビットコインの不足感は以前よりも確実に増していると考えられます。

パンテラは将来的に他の大手金融機関が参入してきた場合、ビットコイン不足はより深刻になると指摘。そのうえで、そうした状況を解消するには、需要と供給が均衡するまで価格が上昇するしかないとしています。

jp.cointelegraph.com

【2】ブラックロック幹部、「BTCは金に取って代わる可能性」

運用資産残高約7.4兆ドル(約770兆円)を誇る世界最大の資産運用会社ブラックロックの最高投資責任者(CIO)リック・リーダー氏はこのほど、CNBCの経済番組スクワークボックスに出演し、将来的に「ビットコインは金(ゴールド)に取って代わる可能性がある」との見解を示しました。

リーダー氏はインタビューの中で、ビットコインについて「耐久性のあるメカニズムであり、金の延べ棒を渡すよりもはるかに機能的」だと評価。また、ミレニアル世代などによる仮想通貨の受容性は本物であり、「ビットコインは定着するだろう」との見解を示しています。

一方で、「現在の取引価格に見合う価値があるかを判断するのは難しい」とも述べており、短期的には必ずしも強気スタンスではないことを示唆。また、現在のところリーダー氏自身としても、会社としても、ビットコインをポートフォリオに組み込むことは行っていないようです。

ブラックロックは、2015年に仮想通貨やブロックチェーンについての検証を行う作業グループを立ち上げているなど、早い段階からこの分野に一定の関心を示しています。

しかし、投資先としての不安定さや規制面への懸念などから、これまで慎重な姿勢を続けており、期待されていたビットコインETFの立ち上げなどの話も全く具体化していない状況にありました。

今回のリード氏の発言は、ブラックロックのスタンスの変化を示しているとは言い難いものの、著名投資家の参入や機関投資家による投資の拡大を受けて、ビットコインの市場構造がこの1年ほどで大きく変化してきているのは確かで、“ウォール街の巨人”が動き出す日も着実に近づいているのかもしれません。

markets.businessinsider.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。