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スペイン大手銀BBVA、仮想通貨関連サービスに参入へ|ウィリー・ウー氏、「ビットコインは来年にキャズムを超える」

本日2020年12月8日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,999,000円前後(時価総額:約37.11兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べてほぼ横ばいの水準です。
ビットコインは引き続き19,000ドル付近で方向感に乏しい展開が続いています。

本日の記事では、スペイン大手銀行BBVAの仮想通貨関連サービスへの参入報道や、ビットコインの普及度合いに関する著名仮想通貨アナリストの分析を取り上げたいと思います。

 

【1】スペイン大手銀BBVA、仮想通貨関連サービスに参入へ

仮想通貨情報メディアのコインデスクが情報筋の話として伝えたところによると、約8,400億ドル(約87兆円)の資産を管理するスペイン国内2番手の銀行、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)が、仮想通貨取引とカストディサービスの提供準備を進めていることがわかりました。

BBVAが提供するカストディサービスは、すでにスイスで仮想通貨関連サービスを提供しているロシア三大銀行のひとつであるガスプロムバンク同様、「SILO」と呼ばれる仮想通貨カストディのソリューションを活用すると見られています。

BBVAはまず初めにスイスでサービスを開始し、将来的にはヨーロッパ全域の顧客に対象を広げていく考えだとしていますが、スイスで仮想通貨関連サービスを展開するには、連邦金融市場監督機構(FINMA)からライセンスを取得する必要があります。

この点について情報筋は、クリスマス前後にプロジェクトが表面化する可能性はあるものの、「解決すべき規制上の問題がまだあるため、ローンチは来年1月以降になる可能性が高い」との見方を示しています。

なお、BBVAは2018年に世界に先駆けてブロックチェーン上でのライブトランザクション(中継取引)の実証を行うなど、フィンテックの分野に積極的に取り組む金融機関として知られています。

www.coindesk.com

【2】ウィリー・ウー氏、「ビットコインは来年にキャズムを超える」

オンチェーン分析で有名なアナリストのウィリー・ウー氏はこのほど、世界人口のおよそ1.3%~1.7%の人がビットコインを何らかの形(現物・先物・オプション・ファンドなど)で保有している可能性があるとの見解を示しました。

ウー氏が自身のWebサイトで公開している「Adoption Curve」を元にしたデータによると、ビットコインのTotal Userは1.73%、Exchange Userは1.32%、On Chain Userは0.3%となっているようです。ただし、根拠のある厳密なデータが提示されたわけではない点には留意が必要です。

そのうえでウー氏は、マーケティング戦略における重要な考え方として認知されている「キャズム理論」にこの数値を当てはめ、ビットコインの現在の状況を解説しています。

キャズム理論とは、ハイテク業界における新商品や新サービスの市場浸透に関する理論「イノベーター理論」を基にしたもので、その商品・サービスが市場を獲得するいうえで、超えなければならないけど簡単には超えることができない「キャズム(深い溝)」が生じることが提唱されています。

具体的には、消費者を「イノベーター」(市場の2.5%)、「アーリーアダプター」(同13.5%)、「アーリーマジョリティ」(同34%)、「レイトマジョリティ」(同34%)、「ラガード」(同16%)の5つのグループに分類したうえで、新しいテクノロジーへの関心が高く技術への造詣も深い「イノベーター」や、流行に敏感な「アーリーアダプター」と、実利主義である「アーリーマジョリティ」との間に隔たる「普及率16%」の壁を“キャズム”と呼んでいます。

キャズム理論に照らし合わせると、現在のビットコインの普及度合いはまだ「イノベーター」の段階に過ぎないものの、ウー氏はこのまま普及が進めば「2021年にキャズムを超える可能性がある」と指摘しています。

さらに、インターネットやスマートフォン、テレビなど、過去に起こったパラダイムシフトを例に挙げたうえで、このまま成長を続ければ歴史上最速のメインストリーム化もあり得るとの見解を示し、2021年末までに1BTC=20万ドルに到達することも無理な話ではないとしています。

 本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。