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米生保大手マスミューチュアル、1億ドル相当のBTCを購入|米マイクロストラテジーが6.5億ドルの調達に成功、BTC追加購入へ

本日2020年12月14日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,984,000円前後(時価総額:約36.84兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約30,000円高い水準です。
先週のビットコインは軟調な展開が続き、日本時間11日に一時17,580ドルまで下落。ただ、この水準での底堅さを確認すると、週末は一転して買いが強まり、13日21時頃には一時19,421ドルまで値を戻しています。

本日の記事では、米老舗生保によるビットコイン投資の話題や、米上場企業マイクロストラテジーのビットコイン追加購入を巡る動きを取り上げたいと思います。

 

【1】米生保大手マスミューチュアル、1億ドル相当のBTCを購入

米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は10日、米生命保険大手のマサチューセッツ・ミューチュアル・ライフ・インシュランス(マスミューチュアル)が、1億ドル(約104億円)相当のビットコインを購入したと報じました。

マスミューチュアルは1851年に創業した老舗の生命保険会社で、500万のクライアントを有し、2019年末時点で5,670億ドル(約59兆円)規模の資産を運用しています。

報道によると、マスミューチュアルが一般投資口座に保有する2,350億ドル(約24兆円)の一部を活用し、米仮想通貨投資ファンドのニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ(NYDIG)を通じて5,470BTCを購入。また、500万ドル(約5億円)を投じて、NYDIGの株式5%の取得も行ったようです。

なお、マスミューチュアルの責任者はWSJの取材に対し、「(ビットコイン投資は)デジタル化が進む世界において、有意義なエクスポージャーとなる」と語っています。

今回の投資は、巨額の運用資金を抱えるマスミューチュアルからすれば、微々たるものに過ぎないものの、リスク管理に敏感なことで知られる生命保険会社、なおかつ160年以上の歴史を持つ老舗企業がビットコイン投資に踏み切ったという事実は、さらなる投資マネーの呼び水となる可能性がありそうです。

www.coindeskjapan.com

【2】米マイクロストラテジーが6.5億ドルの調達に成功、BTC追加購入へ

米ナスダック上場のマイクロストラテジーは12日、適格投資家向けに転換社債(2025年満期、利率0.75%)を売り出し、6億5,000万ドル(約676億円)を調達したことを発表しました。

同資金調達計画が今月8日に発表された時点では、4億ドル(約416億円)の調達予定だったため、投資家から想定を上回る旺盛な需要が集まったと見られます。

マイクロストラテジーは今回の調達資金について、「運転資金のニーズやその他の一般的な企業目的が特定されるまで、財務準備方針に従ってビットコインに投資」する意向を示しています。

仮に全ての調達資金がビットコインに振り向けられた場合、現在の価格で約35,000BTCを新たに買い増すことができるため、市場にとって大きな下支え要因となりそうです。

なお、同社はこれまでに複数回に渡ってビットコインの購入を行っており、すでに計40,824BTCを保有しています。

jp.cointelegraph.com

一方、ビットコインに偏った財務戦略をとるマイクロストラテジーに対しては、批判的な目も少なからずあります。

今月9日には米銀行大手シティバンクが今回の資金調達計画の発表を受けて、マイクロストラテジー株のアナリストレーティングを従来の「中立」から「売り」に引き下げています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

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