本日2021年1月18日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,640,000円前後(時価総額:約67.71兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて約110,000円安い水準です。
ビットコインは35,000ドル付近で上値の重さが目立つ展開が続いています。
本日の記事では、ゴールドマンサックスのデジタル資産カストディ事業への参入を巡る報道や、ビットコインデリバティブ市場のセンチメントの悪化の可能性を指摘するデータを取り上げたいと思います。
【1】ゴールドマンサックス、デジタル資産カストディ事業に参入か
仮想通貨メディアのコインデスクはこのほど情報筋の話として、米大手投資銀行ゴールドマンサックスが仮想通貨を含むデジタル資産のカストディ(保管)に関するRFI(情報提供依頼書)を発行したと報じました。
RFIとは、各種事業への参画能力についての情報を収集するための文書で、主に事業を次のステップに進めるための情報収集が必要な場合に発行されます。
ゴールドマンサックスがカストディ事業へ参入を検討している背景には、米通貨監督庁(OCC)が国法銀行や貯蓄貸付組合など伝統的な金融機関によるデジタル資産カストディサービスの提供を容認しており、以前よりも参入のハードルが下がっていることがあるといいます。
実際、先週には米仮想通貨カストディ企業のAnchorage(アンカレッジ)がOCCから条件付きの信託銀行認可を取得し、米国初の国法仮想通貨銀行となったことが明らかとなっています。
ゴールドマンサックスのデジタル資産カストディ事業への参入計画について、情報筋は「間もなく明らかになるだろう」との見解を示しています。
なお、昨年10月には米大手銀行JPモルガン・チェースもデジタル資産カストディ事業に関するRFIを発行。同社のブロックチェーン部門Onyxがカストディサービスの提供に向けて、米金融大手フィデリティの仮想通貨子会社フィデリティ・デジタル・アセッツや仮想通貨関連企業Paxos(パクソス)と接触していることが報じられています。
【2】BTC先物市場のレバレッジ比率が大幅低下、トレーダーは先行きに慎重か
40,000ドル付近で上値の重さが目立つ展開が続くビットコインですが、デリバティブ市場のデータからトレーダーが足元で慎重姿勢を強めている可能性を指摘する声が聞かれています。
仮想通貨データ分析企業CryptoQuant(クリプトクワント)が提供しているデータによると、ビットコイン先物市場におけるレバレッジ比率(建玉をBTCリザーブで割ったもの)が今年に入り急速に低下しています。
特に、世界最大級の仮想通貨取引所であり、最大の建玉を誇るバイナンスの低下が顕著で、今年1月1日時点の0.13229から同11日には0.07816と昨年5月以来の水準まで低下。同16日時点でも0.09092と低い水準にとどまっています。
トレーダーはレバレッジをかけることで自身が保有する資産の何倍、何十倍という規模の取引を行うことができます。一般的にトレーダーは今後のさらなる価格上昇を見込む場合、レバレッジを拡大する傾向にある一方、先行きの不透明感が高いと判断した場合にはレバレッジを低下させ、急落によるポジション清算のリスクを避ける傾向にあります。
仮想通貨アナリストのflibflib氏は自身のTwitterで、ドル指数(DXY)が今年に入り反発に転じていることや、アジア市場からの売り圧力が強いことなどに触れたうえで、投資家に「下落を受け入れてください」とコメントしています。
機関投資家が現物ビットコインを購入し始める中、中長期的な先高期待は大きいものの、短期的にはデリバティブ市場の動きに左右されやすいため、トレーダーのセンチメントが悪化してきている可能性があることには注意を払いたいところです。
Today's sell-off was high IQ play.
— f i l ₿ f i l ₿ (@filbfilb) 2021年1月15日
Embrace the dump dont ignore the dump, you must embrace it.
DXY gave momentum, bulls bought it all the way down.
They kept selling, DXY provided momentum, Tether FUD provided fear, you couldn't escape to USDT too scared.
Embrace the dump.
本日、こちらからは以上です。