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JPモルガン、「BTCは短期的に下振れリスクが高まっている」|米名門大の大学基金、過去1年ほどの間に仮想通貨を購入か

本日2021年1月26日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,293,000円前後(時価総額:約61.28兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約180,000円安い水準です。
ビットコインは引き続き31,000ドル~33,000ドル付近で上値の重さが目立っています。

本日の記事では、ビットコインの下方リスクに関する米銀行大手JPモルガン・チェースのストラテジストによる指摘や、米大学基金による仮想通貨投資の話題を取り上げたいと思います。

 

【1】JPモルガン、「BTCは短期的に下振れリスクが高まっている」

米銀行大手JPモルガン・チェースのストラテジスト、ニコラオス・パニギリツオグル氏はこのほど、ビットコインが再び40,000ドルを突破するには機関投資家の資金動向に力強さが欠けているとし、短期的には下振れリスクが高いとの見解を示しました。

パニギリツオグル氏は、仮想通貨投資会社グレイスケールが提供するビットコイン投資信託(GBTC)への資金流入が、足元で鈍化していると指摘しています。

仮想通貨デリバティブ大手bybit(バイビット)が提供しているデータによると、GBTCへの1日当たりの資金純流入額は今月19日に過去最高を記録したものの、その後は大きく減少。パニギリツオグル氏は、4週間移動平均に基づけばGBTCへの資金流入ペースが一旦のピークに達したと見ています。

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GBTCの資金流出入状況(bybitより)

そのため同氏は、現在の機関投資家による資金流入に40,000ドルを突破できるほどの力強さはなく、相場のモメンタム(勢い)を重視するトレーダーが、ビットコイン先物のポジションを解消する可能性があると指摘しています。

日本時間1月30日1時にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物やオプションがSQを迎える中、引き続き不安定な相場となる可能性も視野に入れておきたいところです。

coinpost.jp

【2】米名門大の大学基金、過去1年ほどの間に仮想通貨を購入か

仮想通貨メディアのコインデスクはこのほど情報筋の話として、アメリカの名門大学の大学基金(エンダウメント)が、過去1年ほどの間に密かに仮想通貨を購入していたと伝えています。

情報筋によると、ハーバード大学、イェール大学、ブラウン大学、ミシガン大学など、「かなりの数」の大学の基金が、過去12~18ヵ月ほどの間にCoinbase(コインベース)を始めとした仮想通貨取引所を通じて、仮想通貨を直接購入していたといいます。

アメリカの名門大学ではエンダウメントと呼ばれる財団や基金を設立し、その寄付金等を運用することで、奨学金による優れた学生の獲得や、高レベルな教育・研究環境を維持に繋げています。

大学運営における重要な役割を担うことから、運用者にはプロが雇われ、運用成績が悪ければクビというヘッジファンドさながらのシビアな世界とされています。

ハーバード大学の基金規模だけでも2020年6月時点で419億ドル(約4兆3,450億円)に上っているなど、エンダウメントによる投資動向はその規模と高い運用実績から市場の注目度も高いものとなっています。

現在のところ各大学は本件に関するコメントを控えているため、実際に仮想通貨を購入したのかは定かではありません。

ただ、主要なエンダウメントは近年、株式や債券などの伝統的な資産を中心とした運用から、不動産、PEファンド、ヘッジファンド、天然資源などのオルタナティブ資産を中心とした運用に舵を切っていることから、仮想通貨に投資を行っていても何ら不思議ではないと言えそうです。

www.coindesk.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。