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米決済大手スクエア、1.7億ドル相当のビットコインを追加購入|1日で約20%急落のビットコイン、きっかけは一匹のクジラ?

本日2021年2月24日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,300,000円前後(時価総額:約98.77兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約150,000円安い水準です。
ビットコインは日本時間23日20時頃に一時44,888ドルまで急落。その後はこの水準での底堅さを確認すると、24日13時頃に一時51,398ドルまで反発しています。

本日の記事では、米決済大手スクエアによるビットコイン追加購入の話題や、急落の背後で確認されたクジラ(大口投資家)の動きに関する話題を取り上げたいと思います。

 

【1】米決済大手スクエア、1.7億ドル相当のビットコインを追加購入

米決済大手スクエア(Square, Inc.)は24日に開催した決算説明会で、1億7,000万ドル(約179億円)を投じ、ビットコイン約3,318BTCを追加で購入したことを明らかにしました。

同社は財務資産の一部として、昨年10月にも5,000万ドル(約53億円)で約4,709BTC購入しており、今回の購入分と合わせて計8,027BTCを保有したことになります。これは昨年末時点におけるスクエア社の現金及び現金同等物、有価証券等の約5%に相当します。

購入時期などについては明かしていないため、足元の急落局面で買い増したのか、それ以前から継続的に買い増しを続けていたのかは定かではありませんが、投資額と購入枚数から平均取得価格は1BTC=51,000ドル程度だと推測されます。

スクエア社は今回の追加購入に関して、「我々がビットコインに継続的に関与するという意思の一部」であるとコメント。その一方で、ビットコインへの投資総額については他の投資との比較で評価し、継続的に見直しを行っていく考えだとしています。

なお、スクエア社によると2020年に同社アプリ「Cash App」を通じて300万人以上がビットコインを購入し、同年のビットコイン売上高は45.7億ドルを記録したようです。また、2021年1月には、100万人以上が初めてビットコインを購入したとしています。

スクエア社のジャック・ドーシーCEOは、「ビットコインはインターネットの単一通貨になる」との見解を示すなど、熱狂的なビットコイン信者として知られています。

今月10日には、ドーシー氏がスクエア社と並行してCEOを務めている米SNS大手ツイッター(Twitter, Inc.)も、従業員やベンダーへの支払い手段や自社のバランスシートにビットコインを採用することを検討していると伝わっているため、こちらの動きにも引き続き注目していきたいところです。

coinpost.jp

【2】1日で約20%急落のビットコイン、きっかけは一匹のクジラ?

日本時間22~23日にかけてのビットコイン市場は暴落。23日には前日比で一時20%近く下落し、一時45,000ドルを割り込む場面も見られています。

元々過熱感があった中、米長期金利の上昇によってハイテク株を中心にリスク資産全般が売り込まれたことが重しになったと考えられますが、急落のきっかけとしては一匹のクジラ(大口投資家)の存在が伝わってきています。

仮想通貨分析企業サンティメントによると、23日は前日比で11倍に上るビットコインが取引所に流入。利益確定のために資金移動した投資家が多くいたと見られる中、ビットコインは58,000ドルで約1億5,660万ドル(約165億円)に相当する2,700BTCの売却が観測されたといい、これが下落圧力に繋がったとしています。

また、サンティメントはこの下落に際して、あるクジラのアドレスが今年2番目の規模となるビットコインの取引を行っていたと指摘。このアドレスは、昨年3月のコロナショックによる暴落直前にも2,000BTC規模の資金移動を行い、売却を行っていたといいます。

さらに、このアドレスからは「過去1年間で合計73回の取引があり、合計で91,935BTCが入金されたが、すぐに全てのトークンが移動している」といいます。

同社は「一つのアドレスだけで世界最大の仮想通貨の価格下落が誘発されたとは考えていない」としているものの、このアドレスが下落の発端となったことについては肯定的な見方を示しています。

 

急落によって目先の警戒感が高まっている状況ではあるものの、仮想通貨データ分析サイトCryptoQuantのキ・ヨウジュCEOは、コインベースのプロ向けプラットフォームとバイナンスの価格差(プレミアム)が、急落時に過去最低の-1,020ドルとなった後、+486ドルに急騰したことに言及。

「誰が市場を動かしているのかを覚えておくべき。コインベースでは44,000ドル~48,000ドルでクジラの買いが観測されている」とし、虎視眈々と押し目買いを進めている大口の存在を指摘しています。

 また、今回の急落によって、海外仮想通貨取引所バイナンス、フォビ、ビットメックス、FTX等で、過去最大規模となる約56億ドル相当の強制決済が発生したため、過熱感の強まっていた需給面が大きく良化しており、今後上値を軽くする可能性がありそうです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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