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米マイクロストラテジー社、ビットコイン19,452BTCを追加購入|ビル・ゲイツ氏、ビットコイン投資に注意を促す

本日2021年2月25日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,320,000円前後(時価総額:約99.15兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて60,000円安い水準です。
ビットコインは日本時間18時頃に一時51,415ドルへと反発。その後は50,000ドル付近で方向感に欠ける動きとなっています。

本日の記事では、米マイクロストラテジーによるビットコイン追加購入の話題や、ビル・ゲイツ氏がビットコイン投資を巡って一般の投資家に注意を促した話題を取り上げたいと思います。

 

【1】米マイクロストラテジー社、ビットコイン19,452BTCを追加購入

米ソフトウエア会社マイクロストラテジー(MicroStrategy Incorporated)は24日、10億2,600万ドル(約1,087億円)でビットコイン19,452BTCを追加購入したことを明らかにしました。

今回のビットコイン購入に先立ち、同社はビットコインの追加購入に充てることを目的に、転換社債の発行(19日販売終了)によって10億5,000万ドルを調達(手数料加味の実質調達額は約10億3,000万ドル)しているため、この資金のほぼ全額をビットコインの追加購入に回したことになります。

19,452BTCを追加購入したことにより、同社の合計保有量は90,531BTCに拡大。米上場企業のビットコイン保有量としては、2位の米電気自動車大手テスラ(Tesla, Inc.)の48,000BTCを大きく引き離し、最大を誇っています。

今回の追加購入における平均取得単価は約52,765ドルと見られ、トータルの平均取得価格は約23,985ドルになったと推測されます。

coinpost.jp

なお、同社のマイケル・セイラー(Michael Saylor)CEOは23日、米大手メディアCNBCの経済番組「Squawk Box」に出演した際、ビットコインの時価総額が「将来的に100兆ドル(約1京円)に達する」との見方を示しています。

同氏はその根拠として、ビットコインの需要は企業や機関投資家のみならず、今後数年のうちに個人レベルでも世界規模で拡大するとの見解を披露。法定通貨価値の低下に対する資産逃避需要を背景に、スマートフォンなどのモバイル機器を利用してビットコインによる貯蓄を始める人々が、今後5年以内に10億人に達すると予想しています。

ただ、ビットコインと比較される金(ゴールド)の時価総額が約1,000兆円、世界の株式時価総額が1京円強、世界の金融資産総額が約2京円などと言われている現状を踏まえれば、ビットコインの時価総額が1京円というのは、かなり野心的な予想と言わざると得ないかもしれません。

jp.cointelegraph.com

【2】ビル・ゲイツ氏、ビットコイン投資に注意を促す

米IT大手マイクロソフト(Microsoft Corporation)の共同創業者ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏は23日、米大手経済メディアであるブルームバーグとのインタビューで、安易にイーロン・マスク氏を模倣してビットコインを購入する投資家に対して、「あなたがイーロンよりも資金力が低いなら注意が必要だ」との警告を発しました。

この発言は、マスク氏のツイートがビットコイン価格に度々影響を与えている状況に関してコメントを求められたことに対応したもので、ゲイツ氏はその理由について、一般投資家とは異なり「イーロンは大量の資産を保有しており、知識や経験もあるため、ビットコインが大きく変動することを心配していない」と説明しています。

また、ゲイツ氏はビットコインに対して「強気ではない(not bullish)」ともコメントしています。その理由について、マイニングでエネルギーを消費している点や、匿名性が高く犯罪に利用される可能性がある点を指摘。送金コストの削減に繋がるデジタル通貨は支持するものの、ビットコインは自身が理想とする通貨とは異なるとの見解を示しました。

ゲイツ氏は夫人と共に慈善団体ビル&メリンダ・ゲイツ財団を設立し、環境保護活動にも注力していますが、マイニングにイスラエルやバングラデシュなど一国家の年間電力消費量に匹敵するといわれるエネルギーが消費されるビットコインは、同財団が投資対象としている「社会にアウトプットを生み出すもの」ではないと見ているようです。

こうしたエネルギー消費の課題を解決できない限り、いくら価格が高騰しようとも、ビル・ゲイツ氏がビットコイン投資に動く可能性は低いのかもしれません。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

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