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米スカイブリッジ、仮想通貨エクスポージャーを150%増やす|米ウィズダムツリー、欧州で仮想通貨ETPをローンチ、米国での申請は非承認に

本日2021年12月3日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は6,300,000円前後(時価総額:約120.78兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて10,000円高い水準です。
昨日のビットコインは、56,000ドル台での小幅な値動きに終始しています。

本日の記事では、米スカイブリッジが仮想通貨関連のエクスポージャーを150%増やした話題や、米ウィズダムツリーが、欧州市場で仮想通貨ETPをローンチしたことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米スカイブリッジ、仮想通貨エクスポージャーを150%増やす

米ヘッジファンド「SkyBridge Capital(スカイブリッジ・キャピタル)」が、運営するファンドの仮想通貨エクスポージャーを150%増やしていたことが明らかとなりました。

同社が今週、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、ファンド・オブ・ヘッジ・ファンズ「SkyBridge Multi-Adviser Hedge Fund Portfolios LLC」の仮想通貨関連のエクスポージャーは、第3四半期(7月~9月)末時点で、4.85億ドル(約550億円)と同年6月末の1.95億ドルからほぼ150%増加していました。
増加は価格上昇と新規投資によるもので、主要暗号資産で構成するブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト指数は第3四半期に23%上昇していた。
また、同ファンドは、第3四半期に米仮想通貨投資会社「New York Digital Investment Group(NYDIG)」が発行した2,260万ドル(約25.5億円)の転換社債に加えて、米仮想通貨マイニング会社「Genesis Digital Assets Ltd.」の3,540万ドル(約40億円)の株式など、新たに5つの仮想通貨関連への追加投資を行いました。

ただし、ファンドの純資産額は同四半期中に償還により約10%減少し24億ドルとなっています。

さらに、月曜日の提出した書類によると同ファンドは、米大手仮想通貨取引所「コインベース」を運営する「Coinbase Global Inc.」の株式にも約1,300万ドル(55,798株)を投資しています。

同社を率いる著名投資家のアンソニー・スカラムッチ氏は先月、CNBCのインタビューに応じた際、「ビットコインは最終的に50万ドルに達する可能性がある」とコメント。また、同氏はこれまでにも「ビットコインはデジタルゴールドと言える。送金が容易で総発行枚数が限られているビットコインを愛している」と語ったこともあり、同氏の仮想通貨に対する強気の姿勢に連動して仮想通貨関連へのエクスポージャーは増加しています。

www.bloomberg.co.jp

【2】米ウィズダムツリー、欧州で仮想通貨ETPをローンチ、米国での申請は非承認に

米資産運用会社「WisdomTree Investments, Inc.(ウィズダムツリー)」と仮想通貨投資企業Bitcoin Capital AGは2日、欧州で仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)をローンチしたことを明らかにしました。

新たなETFの名称は「Crypto Mega Cap Equal Weight ETP(MEGA)」。このETPは、現物のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を一定の比重で運用するファンドとなり、両銘柄の運用比率は四半期ごとにリバランスが実施されます。
MEGAは、11月にスイス証券取引所及びドイツの株式電子取引所「クセトラ(Xetra)」に上場しており、今回はこれに続きパリとアムステルダムの証券取引所Euronext(ユーロネクスト)への上場を果たしたことになります。

coinpost.jp

一方、ウィズダムツリーが米証券取引委員会(SEC)に申請中の現物ビットコインETFに関して今月1日、「非承認」の判断が下されたことも明らかとなっています。
なお、米SECによる現物ビットコインETFを非承認とする判断は、11月12日の米資産管理会社「VanEck(ヴァンエック)」に続き2件目となります。

非承認の理由に関して米SECは、申請されたビットコインETFについて、「詐欺や市場操作、取引所規則や適用される連邦証券法・規則への違反を検知、調査、抑止するために必要な情報を得ることができない」としており、これまでの判断と同様、仮想通貨市場における不正行為の蔓延や投資家保護体制の不備を指摘する内容となりました。

なお、米SECは今月17日前後に米仮想通貨関連「Kryptoin Investment Advisors(クリプトイン)」のETF申請に対する承認判断を下す予定となっています。また現在、米SECで審査中とされる現物ビットコインETFの申請件数は10件以上に上っていますが、今回ヴァンエックに続きウィズダムツリーによる申請も非承認となったことから、いずれも今回の結果と同様、「非承認」となる可能性が高いとみられています。

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本日、こちらからは以上です。

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