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VCの仮想通貨投資、記録的急増後に減少を辿る|米銀大手ゴールドマン、保険業界における仮想通貨への関心度を調査

本日2022年6月3日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,900,000円前後(時価総額:約75.53兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて100,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間3日午前10時過ぎにかけて30,600ドル付近へと上昇しています。現時点では30,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、今年に入り急増していた仮想通貨に対するベンチャーキャピタル額が直近で減少しているとの話題や、米銀大手ゴールドマン・サックスが保険業界に仮想通貨の関心度を調査したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】VCの仮想通貨投資、記録的急増後に減少を辿る

仮想通貨資金調達データベースを提供する「Dove Metrics」は、仮想通貨に対するベンチャーキャピタル(VC)の総投資額が、昨年以来97.8%の急増を示しているものの、直近では、2022年4月に68億ドル、5月には47億ドルへと過去1ヵ月で38.2%減少したとの新たな資金調達データを発表しました。

投資分野別では、インフラ企業が21%、DeFi(分散型金融)スタートアップは14%、CeFi(中央集権型金融)とNFT(非代替性トークン)プロジェクトはそれぞれ13%を占めています。
Dove Metricsはこの投資傾向について、VCファンドが、リスクの高いプロジェクトよりも、仮想通貨空間に実際にイノベーションをもたらすコア技術に投資することで、安全策をとっている可能性のあることを指摘しています。

なお、2022年5月における最大の投資事例は、大手仮想通貨取引所「FTX」のサム・バンクマン・フリードCEOによる、米取引アプリ運営会社「ロビンフッド」の6億5,000万ドル(約845億円)規模の株式取得となり、これにより同社株の7.6%を確保したこととなりました。

また、VCの最大手は、シリコンバレーの投資会社「アンドリーセン・ホロウィッツ」となり、過去にSkypeやFacebook、Airbnb、Twitterへの投資実績もあり、米大手仮想通貨取引所「コインベース」や仮想通貨ソラナ(SOL)といった仮想通貨関連のプロジェクトへも総額76億ドル(約9,880億円)を投資した実績があります。

jp.cointelegraph.com

【2】米銀大手ゴールドマン、保険業界における仮想通貨への関心度を調査

米投資銀行大手「ゴールドマン・サックス」は、保険業界における仮想通貨への関心度に関する調査レポートを発表しました。

今回で11回目となる年次調査では、初めて仮想通貨に関する質問事項が含まれることとなりました。
調査は世界の保険会社の最高投資責任者或いは最高財務責任者の合計328人を対象として実施。同行によると、対象となった企業は合計でバランスシートに約1,700兆円を投資しており、この金額は世界の保険業界における資産の半分を占めることになるようです。

調査によると、仮想通貨への投資について、回答者の94%が「検討していない」と答え、「検討している」との回答は4%に留まり、「現在投資している」との回答はわずか2%となりました。
地域を米国に限定した場合、11%が「現在投資している」又は「検討している」と回答。アジア地域ではこの割合が6%、欧州では1%と地域によって差がみられ、米国の保険会社における関心が、他の地域よりも若干高いことが伺えます。

この結果に関連して、ゴールドマン・サックスの保険資産管理・流動性グローバル責任者を務めるマイク・シーゲル氏は、もし仮想通貨が「取引可能な通貨になった場合、保険会社は仮想通貨で保険を決済する能力を持ちたいと考えている」と述べ、仮想通貨に関心を持った企業は、市場やインフラについて理解を深めたいと考えていると分析しており、回答者の約9割が「投資を検討していない」と答えたものの、仮想通貨やブロックチェーン技術への「関心の程度は注目される」と語っています。

また、今後12ヵ月のリターンが高いと推測される資産、低いと推測される資産についてのアンケートも併せて実施しており、仮想通貨は、株式、コモディティ、新興市場株式、不動産に次いで5番目に高いリターンが期待されているとの結果も明らかとなりました。一方、リターンが低いと推測される資産においても、債券、現金、短期金融商品に次いで3位の結果となっています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

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