本日2022年6月24日（金）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,800,000円前後（時価総額：約54.48兆円）です。
昨日の同時刻帯と比べて120,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間24日午前11時半過ぎにかけて21,350ドル付近へと上昇しました。
本日の記事では、米EC大手eBayが米国を拠点とするNFTマーケットプレイスを買収した話題や、米金融大手Citiがスイスの仮想通貨カストディ会社METACOと提携したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米eBay、NFTマーケットプレイスKnown Originを買収
米EC大手eBay（イーベイ）は22日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Known Origin」を買収したと発表しました。現在のところ、買収額など詳細については明らかにされていません。
Known Originは、ウィンクルボス兄弟が設立した仮想通貨取引所大手「Gemini」が取扱うNFTマーケットプレイスとして、2018年に設立されました。
Known Originでは、大手NFTマーケットプレイス「Opensea」などとは異なり、NFT作品を出品する際、審査が必要となっており、より質の高いNFTコンテンツが集まりやすい傾向にあります。また、取扱うNFT作品も自身のプロフィールに用いるPFP（Profile pictures）型NFTよりも、一点物のアートNFTに比重を置いています。
eBayは今回の買収について、「この買収は、eBayの技術主導の改革における重要なステップであり、世界トップのコレクターズディストリビューションにデジタルコレクションの新時代を切り開くものだ」と説明しています。
KnownOriginの共同創設者デビッド・ムーア氏は、「NFTへの関心が高まる中、eBayのようなリーチと経験を持つ企業と提携するのは今が絶好の機会だと考えている」と買収に前向きなコメントを残しています。
なお、eBayではかねてより仮想通貨決済の導入やNFT取引プラットフォームの設立に注力しており、2021年5月には自社のポリシーを変更し、NFTの販売を行えるようにすると発表。先月24日には、NFTプラットフォーム「OneOf」との戦略的パートナーシップを通じて、同社初のNFTコレクションを販売しており、今後もスポーツ界のレジェンドのNFTなどのリリースを計画しています。
【２】米金融大手Citi、仮想通貨企業METACOと提携
米金融大手「Citi」は22日、スイスの仮想通貨カストディ会社「METACO」と提携し、デジタル資産カストディ機能の開発と試験運用を実施すると発表しました。
METACOは、2015年にスイスで設立されたテクノロジー企業です。主力商品となるデジタル資産統合システム「Harmonize」は、仮想通貨の保管や取引からトークン化、ステーキング、スマートコントラクト管理までシームレス繋ぐことができるプラットフォームです。
また、同社はスイス連邦金融市場監督機構（FINMA）、ドイツ連邦金融監督庁（BaFin）、イギリス金融行動監督機構（FCA）などの規制下にある金融機関に対し、技術の実装をサポートしてきた実績を持ちます。
今回の提携を通じてCitiは、「Harmonize」を、Citiの既存のインフラに統合し、顧客がデジタル資産をシームレスかつ安全に保管・決済することが可能なプラットフォームを開発することを目的として、デジタル資産カストディ機能を開発・試験運用を進める意向を示しています。
また、今回の提携にはCitiの証券サービスチームが関わっており、同部門のグローバル代表であるオカン・ペキン氏は、「我々は、新しいデジタルネイティブ資産と同時に、伝統的な投資資産のデジタル化が進んでいるのを目の当たりにしている。顧客にとって益々重要性が高まるデジタル資産クラスをサポートするために、革新技術を取り入れ、新たな機能を開発している」とコメント。さらに、仮想通貨全般に先立ち、まずはトークン化された証券のためのプラットフォームの開発を進めることを示唆しています。
METACOのCEO兼創業者アドリアン・トレッカーニ氏はCitiとの提携について、「最大手の証券サービス会社であるCitiと提携し、デジタル資産と伝統的資産を橋渡しするビジョンを支援できることを嬉しく思う。この取り組みは、機関投資家のデジタル資産導入において、市場を定義する瞬間となる」と述べています。
本日、こちらからは以上です。
