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米SEC・ゲンスラー委員長、上院公聴会で仮想通貨の規制方針に言及|イーサリアム、大型アップグレードを完了

本日2022年9月16日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,800,000円前後(時価総額:約54.37兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて30,000円安い水準です。
昨日のビットコインは、概ね19,700ドル付近での方向感に乏しい値動きに終始しました。現時点では19,800ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米SECのゲンスラー委員長が上院公聴会で仮想通貨の規制方針に関する見解を示した話題や、15日に実施されたイーサリアムのアップグレードに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米SEC・ゲンスラー委員長、上院公聴会で仮想通貨の規制方針に言及

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は15日、米上院銀行・住宅・都市問題委員会へ出席し、仮想通貨の規制方針に関する見解を示しました。

ゲンスラー委員長は、「仮想通貨市場に存在する約1万個のトークンのうち大半は有価証券」であり「証券法の対象となる」との見解を示した上で、「私は、SECのスタッフに、企業と協力して該当するトークンを登録し、必要な場合には証券として規制するよう求めているところだ。仮想通貨投資の性質を考慮し、既存の開示要件を適用する上では柔軟に行うことが適切である可能性についても認識している」とコメントしました。
また、現在の仮想通貨市場について、「暗号証券トークン」と「暗号非証券トークン」に分類され、ビットコイン(BTC)など市場価値の多くを占める少数のトークンは証券ではない「暗号非証券トークン」である可能性が高いと述べました。
現状を踏まえ、「証券とされる仮想通貨の仲介業者を登録する上で、暗号証券トークンと暗号非証券トークンの両方が、相互に又は並行して取引できるような方法」を求めていると語っており、ある程度柔軟な登録体制を取ろうとする意向を示しています。

また、同氏はステーブルコインやDeFi(分散型金融)についても言及。ステーブルコインについて「マネーマーケットファンドまたは他の種類の証券の株式であるかもしれない」と述べ、登録と規制の必要性についてコメントしました。また、DeFiについて、「ほとんどの仮想通貨が証券とみなされることを考えると、多くの仮想通貨仲介者は、中央集権型か分散型(DeFi)かに関わらず、証券取引をしていることになる。従って、何らかの形でSECに登録しなければならないことになる」との見方を示しました。

coinpost.jp

【2】イーサリアム、大型アップグレードを完了

仮想通貨イーサリアム(ETH)は15日、大型アップグレード「The Merge(マージ)」を完了しました。

今回のアップグレードにより、イーサリアム・ネットワークのコンセンサス(合意形成)アルゴリズムは、従来のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行。これにより同ネットワークでのマイニングは停止し、マイニング報酬もなくなることから、イーサリアムの新規発行ペースが約90%減少すると見られています。また、イーサリアム財団によると、マージによりネットワークの消費電力も99.95%削減されると予想されています。

イーサリアムのネットワークソリューションを開発・提供する「スタークウェア」の社長兼共同創業者のエリ・ベン-サッソン氏は、POSへの移行は、「エネルギー効率に劇的な効果をもたらす」と述べた上で、「一般市民が生活の様々な分野でブロックチェーンベースのアプリを使うようになる」とコメント。今アップグレードについて「イーサリアムの極めて広範な普及につながるプロセスの最初のステップ」と語りました。

また、仮想通貨取引所「Coinjar」のアッシャー・タンCEOは、「イーサリアムのネットワークがより一般に受け入れられやすくなり、これまで二酸化炭素排出量の問題から仮想通貨を敬遠していた投資家や企業にも門戸が開かれることになる」とマージによる仮想通貨を取り巻く環境の変化について言及しています。

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本日、こちらからは以上です。

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