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米ナスダック、機関投資家向けに仮想通貨カストディを計画か|米アマゾン、ECBによるデジタル・ユーロの開発テストへ参加

本日2022年9月21日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,700,000円前後(時価総額:約52.43兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて44,000円安い水準です。
昨日のビットコインは、概ね19,000ドルを挟んだ小幅な値動きに終始しました。

本日の記事では、米証券取引所ナスダックが、機関投資家向けに仮想通貨カストディサービスを計画しているとの話題や、米EC大手アマゾンが、ECBのデジタル・ユーロ開発に参加することに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米ナスダック、機関投資家向けに仮想通貨カストディを計画か

米証券取引所大手「ナスダック」は20日、機関投資家向けに仮想通貨のカストディサービスを提供する計画を公表しました。

ナスダックは、デジタル資産への幅広い機関投資家の参加を促進し支援することを目的に、「Nasdaq Digital Assets」という新たなグループを設立。規制当局の承認を前提に、機関投資家向けにビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)のカストディや流動性、インテグリティの強化に焦点を当てた信頼性の高いソリューションを提供することを予定しています。

ナスダックのアディナ・フリードマンCEOは、今回の発表で「Nasdaq Digital Assetsは、デジタル資産取引所向けのマーケットプレイス技術、仮想通貨ネイティブの金融犯罪対策サービス、仮想通貨関連の指数商品など、エコシステムに対応するために近年導入してきたソリューションの成功例を基に構築されている」とコメントしています。

また、Nasdaq Digital Assetsの責任者には、仮想通貨取引所「ジェミナイ」でプライムブローカーサービスを率いた経験を持つアイラ・オーラバッハ氏を起用。同氏は、「金融革命の次の波は機関投資家の採用によってもたらされる。市場に信頼をもたらすには、ナスダックほど適した場所はない」と語っています。

coinpost.jp

【2】米アマゾン、ECBによるデジタル・ユーロの開発テストへ参加

欧州中央銀行(ECB)は16日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタル・ユーロ」のユーザー・インターフェース開発に向け、米EC大手「アマゾン」など5つの組織と協力することを発表しました。

発表では、「eコマースの決済」に関するユースケースを担当するアマゾンの他、フィンテック企業「ネクシィ」、スペインのデジタル銀行「カイシャバンク」、欧州の決済サービス大手「ワールドライン」、主要な欧州銀行が推進する欧州決済イニシアチブ「EPI」が選ばれ、各組織がそれぞれ1つのユースケースに特化して開発テストに参加することになります。

ECBは、このテストをデジタル・ユーロ・プロジェクトの「2年間の調査期間」における重要段階と位置づけ、2023年の第1四半期(1月~3月)にはテストを終了し、正式にデジタル・ユーロの開発を開始するかを判断する計画としています。

なお5つの組織が参加する共同開発では、デジタル・ユーロの為に開発される技術が、各企業によって作られる仕組みとどの程度適合できるかをテストする予定となっています。その一方で、今回開発されるテスト版を、プロジェクトで今後も利用する計画はないと明言しています。

これまで、デジタル・ユーロ・プロジェクトに関して、2020年10月にイーサリアム(ETH)のソフトウェア会社「ConsenSys」が参加を表明。2022年2月にはデジタル通貨に特化したシンクタンク「デジタル・ユーロ協会(DEA)」が、米仮想通貨運営会社「リップル」と提携し、共同でCBDCの研究開発に取り組むことを発表していました。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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