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100万ドル以上を保有するBTCウォレットが弱気相場により80%減少|IMF、アフリカでの仮想通貨規制の必要性に言及

本日2022年11月28日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,200,000円前後(時価総額:約43.09兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて40,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間28日午前11時過ぎにかけて16,000ドル付近へと下落しています。

本日の記事では、ブロックチェーン分析会社グラスノードが、100万ドル以上のビットコイン残高を保有するウォレットが1年間で約80%減少したとのデータを公表したことに関する話題や国際通貨基金IMF)が、アフリカ地域での仮想通貨規制の必要性に言及したことに関する話題を取り上げたいと思います。

 

【1】100万ドル以上を保有するBTCウォレットが弱気相場により80%減少

ブロックチェーン分析会社「glassnode(グラスノード)」は、100万ドル以上のビットコイン(BTC)残高を持つウォレット数が、11月25日時点でわずか2万3,245となり、この1年間で約80%減少したとのデータを明らかにしました。

同社によると、BTC/USDが史上最高値となる69,000ドルを付けた昨年11月8日当時、100万ドル以上を持つウォレットは11万2,898件存在していました。
しかし最高値示現後は、1年間に渡る売りにさらされ、現物価格の下落に伴いこの期間に100万ドル以上のウォレットは79%も減少したと分析しています。

一方、1BTC以上のウェット数は今月27日時点で、95万2,000を越えており、ビットコインの歴史における記録となっています。
この動向について、取引プラットフォーム「Decentrader」の共同設立者は、取引所ユーザーが資金をプライベートストレージに移し、ウォレットを統合したことにより、1BTC以上のウォレットが大幅に増加した可能性について指摘しています。
なお、グラスノードの分析でも0.01BTC以上を保有する投資家数が増加しているとの結果が得られたものの、全体的には残高が0ではないBTCアドレスは減少傾向にあるようです。

jp.cointelegraph.com

【2】IMF、アフリカでの仮想通貨規制の必要性に言及

国際通貨基金IMF)は22日、仮想通貨市場が急速に成長しているアフリカにおける業界のより良い規制の必要性について言及しました。

IMFは、この地域の国々が規制を受け入れる理由として、仮想通貨取引所「FTX」の破綻とその後の仮想通貨市場の低迷を挙げて、「仮想通貨によるリスクは明白」であり、リスクの最小化とイノベーションの最大化のバランスを見つけるために「規制する時期が来た」と主張しました。

IMFは、2022年10月のサハラ砂漠以南のアフリカ地域経済見通しに基づいて、「仮想通貨が法定通貨として採用された場合のリスクははるかに大きい」とし、政府が仮想通貨を支払い手段として受け入れた場合、公共財政への脅威となるとの見方を示しており、悪質な業者が仮想通貨を使用して違法行為を促進するのを阻止するために、緊急の行動も必要としています。

アフリカの政策立案者は、「仮想通貨が地域外への違法な資金移動に使用され、資本流出を防止するためのローカルルールを回避することを懸念している。仮想通貨の広範な使用は、金融政策の有効性を損ない、金融およびマクロ経済の安定にリスクをもたらす可能性もある」ことに言及し、仮想通貨が各国のそれぞれの為替・資本規制の回避に使用されていることを懸念しています。

IMFのデータによると、アフリカのサハラ砂漠以南の地域では、25%の国が仮想通貨を正式に規制しており、3分の2以上の国では何らかの制限を実施しています。また、カメルーンエチオピアレソトシエラレオネタンザニアコンゴ共和国の6カ国では、仮想通貨を事実上禁止しています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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