本日2024年10月16日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は10,000,000円前後(時価総額:約198.72兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて210,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間16日午前11時過ぎにかけて67,500ドル付近へと上昇しました。現時点では67,300ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、米ビットコインETF市場が、今年6月以来の資金流入を記録した話題や、ETF投資家の間で仮想通貨が人気の資産クラスとなったとするチャールズ・シュワブのアンケート調査結果に関する話題を取り上げたいと思います。
【1】米ビットコインETF、6月以来の資金流入を記録
米国のビットコイン現物ETF市場は、今月15日に約8,500BTCに相当する5億5,500万ドル(約827億円)の純流入を記録し、6月初旬以来最大の日次純流入額となりました。
銘柄別では、米資産運用会社「フィデリティ」のFBTCが最大となる2億3,900万ドル(約356億円)の資金流入額となり、ビットワイズの「BITB」は1億ドル、ブラックロックの「IBIT」も7,950万ドル(約118億円)の純流入を記録。12銘柄全体の取引量は26億1,000万ドル(約3,889億円)に達し、1月に上場して以来の累計純流入額は193億6,000万ドル(約2兆8,846億円)となり、ビットコイン現物ETFへの持続的な需要の強さを示す結果となりました。
これについて、米ETF専門の投資顧問会社「ETFストア」のネイト・ジェラシ社長は、「事前の需要予測を完全に上回った」と言及の上で、「これはギャンブル的投資ではなく、アドバイザーや機関投資家がゆっくりと採用を進めている証拠だ」とコメントしています。
一方、イーサリアム現物ETFはビットコインETFの勢いを享受することなく、この間1,700万ドルの純流入に留まりました。
【2】ETF投資家の間で仮想通貨が人気の資産クラスに=チャールズ・シュワブ
米資産運用会社「チャールズ・シュワブ」は、仮想通貨が上場投資信託(ETF)投資家の間で、債券を上回り株式に次ぐ人気の資産クラスとする調査結果を発表しました。
調査は、「2024 ETFs and Beyond Study」と題し、2024年7月2日~20日にかけてETF投資家1,000人、非ETF投資家1,000人の他、2020年以降に投資を開始した投資家世代200人を対象に実施しました。
ETF投資家に対して、ETFを通じて投資する計画の資産クラスを調査したところ、米国株式が55%、仮想通貨が45%、債券との回答が44%でした。
また、特にミレニアル世代(1981年から1990年代半ば生まれ)では、62%が仮想通貨への投資を希望しているとの調査結果もありました。
なお、2024年に新たに開始された約400のETFのうち、資金流入額上位4銘柄は全てビットコイン現物ETFとなっており、1位となった米資産運用会社「ブラックロック」のiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は今年8月までに約210億ドルの資金流入を記録し、2位の「フィデリティ」のワイズ・オリジン・ビットコインファンド(FBTC)でも純流入額は約100億円の流入を記録しています。
また、2025年第1四半期までには、ビットコインETFのオプション取引が開始されるとの見通しもあり、機関投資家の採用が加速することも予想されます。
本日、こちらからは以上です。