本日2024年11月6日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は11,200,000円前後(時価総額:約222.82兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて920,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間6日午後2時過ぎにかけて75,000ドル付近へと史上最高値を更新しました。現時点では74,500ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、英カートライト社が、年金制度の投資ポートフォリオに初めてBTCを組み入れたことに関する話題や、英コインシェアーズが、米大統領選挙の影響から仮想通貨投資商品への流入が増加しているとする週次レポートを発表したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【1】英年金コンサルティング会社、年金基金のポートフォリオにBTC組み入れ
英国の年金コンサルティング会社「Cartwright(カートライト)」は4日、英国年金制度の投資ポートフォリオに初めてビットコイン(BTC)を組み入れたと発表しました。
ある匿名の年金制度の管財人が、今年10月より厳格なトレーディングとデューデリジェンス(リスクや課題の精査)プロセスを経て、比較的長期の投資期間を考慮の上、ポートフォリオの3%をビットコインに割り当てることを選択したと述べました。
同社の投資コンサルティングディレクターを務めるサム・ロバーツ氏は、「年金制度は大幅な潜在的上昇の恩恵を受けながら、潜在的な下落を抑制することができる。年金制度の投資戦略にビットコインを組み込むことは、管財人の先進的な姿勢を反映する重要な一歩だ」とコメント。更に、機関投資家のビットコイン投資への参入というトレンドでは、ビットコインが法定通貨の価値低下や株式など他の成長資産とのポートフォリオ分散に役立つとの観点から、長期的な成長も期待されると説明しています。
【2】米大統領選挙影響から仮想通貨投資商品への流入増加=コインシェアーズ
英仮想通貨運用会社「Coin Shares(コインシェアーズ)」は4日、10月26日から11月2日の間に、仮想通貨投資関連商品へ22億ドルの資金流入を記録し、年初来の流入額を292億ドルへと増加したとの週次レポートを発表しました。
同社のリサーチ部門責任者であるジェームズ・バターフィル氏は資金流入の増加について、米大統領選挙で共和党が勝利することに対する期待感を主な理由として挙げています。
また同氏は以前、10月に数十億ドルの流入がみられた件についても、ドナルド・トランプ前大統領の勝利の可能性に対する楽観主義の高まりが積極的な買いを促したと説明していました。
先週における仮想通貨関連商品への資金流入は、地域別に米国の22億2,900万ドルが最多となり、ドイツの510万ドル、オーストラリアの210万ドルがこれに続きます。銘柄別には、ビットコイン(BTC)への資金流入が21億5,600万ドルを記録し、2位のイーサリアム(ETH)の950万ドルを大きく引き離しほぼ唯一の受益者となっています。
また、ビットコイン現物ETFへの資金流入も先月30日に300億ドルを超えるなど大幅に増加しています。
ただ、一部のアナリストは、ビットコインETFの大量購入後、歴史的に「弱気の価格トレンドが続く」との見解を示しており、弱気の価格動向を引き起こす可能性への警戒が必要と語っています。
本日、こちらからは以上です。