本日2024年8月30日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は8,550,000円前後(時価総額:約168.95兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて20,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間30日午前7時過ぎにかけて58,700ドル付近へと下落しました。現時点では59,000ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、米仮想通貨投資会社NYDIGがビットコイン現物ETFの保有者の約8割は、個人投資家とするレポートを公表した話題や、米ナスダックがビットコイン指数オプションの上場準備をしていることに関する話題を取り上げたいと思います。
【1】Q2のビットコイン現物ETF、約8割を個人投資家が保有=NYDIGレポート
米仮想通貨投資会社「NYDIG」は、投資家のタイプ別にビットコイン現物ETFの保有状況を分析した週次投資レポートを公表しました。
同社の調査では、運用資産が1億ドルを超える企業が四半期ごとに米証券取引委員会(SEC)へ提出を義務付けられている「13F報告書(企業の資産保有報告)」のデータに基づいて調査を行い、ビットコインETFを保有する企業をタイプごとに分類しています。
調査の結果、ビットコインETFの最大の保有者は個人投資家となり、全体の78%(408億490万ドル)を占めています。
個人投資家は、2024年の第1四半期(1月~3月)にもビットコインETFを積極的に購入しており、第2四半期(4月~6月)においても6億3,750万ドルの資金流入を記録しています。
ビットコインETF保有量第2位は、ヘッジファンドとなり全体の8.4%(44億1,260万ドル)を占めています。
ヘッジファンドによる第2四半期の資金流入額は4億2,680万ドルとなります。
ビットコインETF保有量第3位は、投資顧問企業となり、第2四半期に11億ドルのビットコインETFを購入しており、保有額は全体の8.3%(43億3,320万ドル)に上ります。
またレポートでは、7月後半から8月半ばにかけてビットコインETFからの資金流出が顕著となったものの、26日には米資産運用会社「ブラックロック」の『iShares Bitcoin Trust(IBIT)』が1ヵ月ぶりに2億2,000万ドルの純流入を記録。同日時点で、米国市場のビットコインETFへの資金流入は8日間継続しており、回復基調にあるとの見方を示しています。
【2】米ナスダック、ビットコイン指数オプションの上場を申請
米証券取引所「ナスダック」は27日、ビットコイン(BTC)の価格に連動する指数オプションの上場と取引を米証券取引委員会(SEC)へ申請したと発表しました。承認された場合、はじめてビットコイン指数オプションの取引が可能となります。
ナスダックが上場申請しているオプション「ナスダック・ビットコイン・インデックス・オプションズ(XBTX)」は、仮想通貨指数の算出を手掛ける「CFベンチマークス」と提携したものとなり、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で運営されているCME CFビットコイン・リアルタイム・インデックスを追跡するものとしています。
ナスダックの副社長兼取引所ビジネス管理担当責任者のグレッグ・フェラーリ氏は、CFベンチマークスとの提携に関して「この提携は、革新的な仮想通貨のランドスケープと、伝統的な証券市場の回復力や信頼性を更に強固に組み合わせるものであり、デジタル資産市場の成熟度を拡大する上で重要な節目となる」と語っています。
ナスダックは、指数オプション取引について、上場が実現した場合、機関投資家やトレーダーらにとってビットコインの価格変動リスクの素早い管理や利益増幅を図る際に低コストのヘッジ手段となる可能性があると見込んでるようです。
本日、こちらからは以上です。