本日2021年12月17日（金）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,400,000円前後（時価総額：約102.74兆円）です。
昨日の同時刻帯と比べて90,000円安い水準です。
ビットコインは、47,000ドル台を中心とした小幅な値動きを継続しています。
本日の記事では、米資産管理会社ヴァルキリーが仮想通貨関連ETFをナスダックへ上場した話題や、米仮想通貨取引所クラーケンのジョセ・パウエルCEOが年内にビットコイン価格が10万ドルに達するとの予想を覆し、下落の可能性を示唆した事に関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米ヴァルキリー、仮想通貨関連ETFをナスダックへ上場
米資産管理会社「Valkyrie Investments（ヴァルキリーインベストメント）」は15日、新しい仮想通貨関連ETFをナスダックへ上場したことを明らかにしました。
ヴァルキリーが米証券取引委員会（SEC）へ提出した書類によると、今回上場したのは「Valkyrie Balance Sheet Opportunities ETF」。このETFでは、純資産の少なくとも80％を革新的なバランスシートを有する米国の事業会社の証券に投資し、その事業会社としては、直接的または間接的にビットコインに投資・取引していたり、ビットコインのカストディアン、取引所、トレーダーなども含みます。
なお、発売時の保有銘柄として米資産運用会社「BlackRock」や米決済大手「Mastercard」、米取引アプリ運営会社「ロビンフッド」、米決済大手「PayPal」、米仮想通貨会社「Overstock」、米仮想通貨取引所「コインベース」を挙げています。
ヴァルキリーは、10月22日にビットコイン先物ETF「Valkyrie Bitcoin Strategy ETF（BTF）」をナスダックへ上場しており、米国で取引を開始したビットコインETFとしては2例目となりました。
同社の最高投資責任者スティーブ・マクラーク氏は、新たなETFの上場に関して、「先物は主にヘッジファンドやモメンタムトレーダーに利用されているが、今回のようなETFは構造上、一般投資家に好まれるだろう」と語っています。
【２】米クラーケンCEO、「ビットコイン年内に10万ドル」の予想を覆す
米国の老舗仮想通貨取引所「Kraken（クラーケン）」の共同創業者兼CEOのジョセ・パウエル氏は、メディアとのインタビューでビットコイン（BTC）が年内に10万ドルに到達するとのこれまでの予想を覆し、「クリプトウィンター（仮想通貨の下落相場）」が到来する可能性を示唆しました。
パウエル氏は14日、ブルームバーグのインタビューで、ビットコインと仮想通貨エコシステムが歴史的にビットコインの半減期に基づいたサイクル（相場の上昇と下落を繰り返す）であることを示した上で、クリプトウィンター入りした「可能性がある」と語りました。
ビットコインの半減期とは、ビットコインの市場価値の低下を防ぐために、ブロックチェーンにおいて21万ブロックが生成される毎（約4年に1度のペース）に、新規発行される報酬を半分することを指し、直近では2020年5月に半減期を迎えており、その際はマイナーが獲得する報酬が12.5BTCから6.25BTCへ半減されています。
その一方で同氏は、「多くの人々が40,000ドル以下は買い場と見ていると思う。私は個人的に数ヶ月前に3万ドル近くまで下がった時に買った。多くの人が底値に戻ってくるのを待っているのだろう」との見解も示しています。
さらに、「年内にビットコインが10万ドルに到達する」との予想は外れつつあるものの、パウエル氏は「ビットコインの長期的なトレンドラインを見て、それが一貫して上昇しているとき、私はいつも人々に、『ビットコインを買うことを考えるなら5年以上の投資として考えるべきだ』と言っている」と述べ、長期的にはまだ強気の見方を示しています。
なお、米投資会社「SkyBridge」を率いるアンソニー・スカラムーチ氏も、ビットコインの限られた供給量に対する直近の需要の高さを予想の根拠として、今年2月の段階で年内には10万ドルに到達すると発言していました。
また、ビットコイン強気派として知られる米デジタル資産運用会社「Morgan Creek Digital」の共同設立者アンソニー・ ポンプリアーノ氏も、昨年8月の段階で「2021年の価格予想として10万ドル、長期的な価格予想として40万ドル～45万ドル」という強気な予想を披露していました。
本日、こちらからは以上です。
