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NASDAQが19年第1四半期にもビットコイン先物を上場か

本日2018年11月29日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は469,000円前後(時価総額:約8.15兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約32,000円高い水準です。
この2週間で約40%暴落し、昨年9月以来の4,000ドル割れを記録したビットコインですが、短期的に売られすぎた反動もあり、その後は一時4,400ドル台を回復。ただ、4,500ドル手前では戻り売り圧力も強く、上値の重い動きとなっています。

本日の記事では、米大手証券取引所NASDAQ(ナスダック)によるビットコイン先物の上場計画について取り上げたいと思います。

 

【1】NASDAQが19年第1四半期にもビットコイン先物を上場か

米大手金融メディア「ブルームバーグ」は27日、事情に詳しい関係者の話として、米大手証券取引所「NASDAQ(ナスダック)」が、2019年第1四半期(1~3月)にもビットコイン先物の上場を計画していると報じました。

報道によると、仮想通貨市場は約1年間に渡って低迷が続いているものの、ナスダックは投資家の関心が今後も継続すると見ており、現在、米商品先物取引委員会(CFTC)の懸念を払拭するための準備を進めているといいます。

ただ、ナスダックによるビットコイン先物の上場計画を巡っては、昨年11月にも2018年前半に上場させる方針との報道がなされており、それが現在まで先延ばしになっていることから、今回も正式発表までは慎重に見ておいた方が良さそうです。

なお、ビットコイン先物は、世界最大級の金融・商品先物取引所である「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」と、世界有数のデリバティブ取引所「シカゴ・オプション取引所(CBOE)」が、昨年12月に当局の許可を得てすでに上場させています。ただ、上場当時はビットコイン熱がピークにあり、機関投資家の市場参入が期待されたものの、実際には先物の取引高は伸び悩んでいます。

今回、報道通りに上場が行われば、ニューヨーク証券取引所に次いで、取引規模世界第2位の証券取引所であるナスダックの参入ということで非常にインパクトがあります。しかし、冷静に見ると、ナスダックは証券取引においては大きな市場であるものの、先物の取引市場としては比較的小規模であり、むしろCMEやCBOEの方が大きな規模があります。

こうした状況を踏まえれば、ナスダックでのビットコイン先物の上場が低迷する仮想通貨市場の起爆剤になるのは難しいと考えられ、二の手、三の手が不可欠となりそうです。

www.bloomberg.co.jp

なお、27日にニューヨークで開催された仮想通貨イベントで、現在ビットコインETFの上場申請を行っている米投資管理会社「VanEck(ヴァンエック)」が、ナスダックと提携したことを明らかにしています。

ヴァンエックのデジタル資産戦略担当ディレクターであるガボール・ギャバックス氏は、今回の提携の目的について、「ヴァンエックが提供しているMVISデジタル資産価格インデックスと、ナスダックのSMARTS市場監視システムを活用し、仮想通貨市場に新たな商品を提供していく」と述べています。

仮想通貨にとって2018年は「規制」の年となり、市場の低迷が続きましたが、2019年はその規制をクリアした新たな商品・サービスが続々と生まれ、「発展」の年となることを願いたいところです。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。