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米仮想通貨取引所クラーケン、欧州市場への本格進出を計画|10月にも米ビットコインETF誕生の可能性、Bloombergアナリストの見解

本日2021年8月25日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,270,000円前後(時価総額:約99.07兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約130,000円安い水準です。
50,000ドルの大台を維持できなかったビットコインは、日本時間25日8時頃に47,600ドルまで反落しています。

本日の記事では、米仮想通貨取引所クラーケンによる欧州市場への本格進出の話題や、ビットコインETFの誕生時期を巡る米ブルームバーグのアナリストの見解を取り上げたいと思います。

 

【1】米仮想通貨取引所クラーケン、欧州市場への本格進出を計画

米仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)のジョセ・パウエル共同創業者兼CEOは24日、欧州への本格進出に向けて、域内の複数国でライセンスの取得を目指していることを明らかにしました。

クラーケンは、米サンフランシスコに拠点を置く2011年設立の老舗仮想通貨取引所で、欧州市場ではすでに2021年1月からモバイルアプリのサービス提供は開始しています。

パウエル氏は独大手経済紙ハンデルスブラットとのインタビューで、今年末までに欧州市場に参入することを目指し、現在、欧州連合(EU)諸国の規制当局と交渉を続けていると説明。ターゲット市場としては、マルタ、ルクセンブルク、アイルランドなどの名前を挙げています。

一方で、最大のライバルである米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が、今年6月にドイツの連邦金融監督庁(BaFin)から、仮想通貨の取引とカストディに関するライセンスを取得していますが、パウエル氏は「我々もBaFinと話し合ったが、規制が厳しすぎて最終的には会社にとって高くつく」と語り、同国での事業展開には今のところ消極的な姿勢を示しています。

この他、インタビューでは上場計画についても言及。今年4月に米NASDAQに直接上場(ダイレクト・リスティング)を行ったコインベースとは異なり、従来の新規株式公開(IPO)を検討しているといい、2022年末までに実現したいと語っています。

jp.cointelegraph.com

【2】10月にも米ビットコインETF誕生の可能性、Bloombergアナリストの見解

米大手金融経済メディアBloomberg(ブルームバーグ)の上場投資信託(ETF)シニアアナリストがこのほど、早ければ10月にも米国初のビットコインETFが誕生する可能性があるとの見方を示しました。

現在のところ米証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨市場で不正行為が横行し、投資家保護も欠如していることを理由に、ビットコインETFについての判断を先送りし続けています。

一方で、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長が今月上旬、SECが定める厳格な投資信託ルールに準拠していることを前提に、「CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で取引されているビットコイン先物に限定したETFであれば、スタッフによる申請の審査を期待している」と語ったことを受けて、各社は相次いでビットコイン先物と連動するETFの申請に動いている状況にあります。

そうした中、ブルームバーグのアナリストとして活動するエリック・バルチュナス氏とジェームズ・セイファート氏は、今月19日に米資産運用会社のVanEckとProSharesが、イーサリアム先物に連動するETFの申請を書類提出からわずか2日で取り下げたことに着目。

現在のところ取り下げの理由は明らかになっていないものの、両氏はこうした動きについて、SECがビットコイン先物に連動するETFの承認に動いているからだとの見方を示しています。

また、承認時期を巡っては、セイファート氏はSECによる過去の仮想通貨関連商品の承認事例をもとに、申請から75日後に承認される可能性があると指摘。ビットコイン先物に連動するETFは、今月上旬に申請書類が提出されたばかりであるため、10月がそのタイミングになるとの考えのようです。

 

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。