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NFT分野への参入が相次ぐ米大手企業、Visaは足掛かりにNFT作品購入|米マイクロソフト、トークン発行・管理ソフトウェアの特許を取得

本日2021年8月27日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,100,000円前後(時価総額:約96.49兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約120,000円安い水準です。
ビットコインは、47,000ドル付近の狭い値幅での動きが続いています。

本日の記事では、米決済大手Visaなどの上場企業によるNFT購入の話題や、米マイクロソフトがブロックチェーン関連技術の特許を取得した話題を取り上げたいと思います。

 

【1】NFT分野への参入が相次ぐ米大手企業、Visaは足掛かりにNFT作品購入

これまで個人のクリエーターや投資家を中心に盛り上がりを見せてきたNFT(ノンファンジブル・トークン)市場ですが、ここ最近は米大手企業の動きも目立ち始めており、業界でも話題となっています。

中でも最も注目を集めたのは、米決済大手Visa(ビザ)が今月18日、ニューヨークのソフトウェア企業「Larba Labs(ラルバ・ラボ)」が発行した人気NFTデジタルアートシリーズのひとつ「CryptoPunks #7610」を、49.5ETH(約1,680万円)で購入したことです。

Visaのクリプト部門で責任者を務めるカイ・シェフィールド氏は購入理由について、「クライアントやパートナーの導入を支援するためには、インフラ要件についての理解を深める必要があった」と説明。NFT分野を支えるクリエイターやコレクター、アーティストへの支持を表明する狙いもあったとしています。

なお、「NFTは小売りやSNS、エンターテインメント、コマースの未来において、重要な役割を果たすと考えている。CryptoPunksの購入は、我々にとってNFT分野での取り組みの始まりに過ぎない」とし、今後数ヵ月のうちにさらなる情報を公開していくとも語っています。

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また、今月24日には米酒造大手アンハイザー・ブッシュが保有する人気ビールブランド「バドワイザー」も、ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)を用いたドメイン名「Beer.eth」を、30ETH(約1,020万円)で購入したことを発表しています。

加えて、バドワイザーは自社ビールとロケットが組み合わさったデザインのNFTデジタルアート作品も8ETH(約272万円)で購入しており、こちらは公式Twitterのプロフィール画像に使用しています。

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この他、今月25日には米大手メディアのFOXコーポレーションが、米ブロックチェーン関連会社Eluvioに出資したことを発表。出資に伴い、FOXは最近ローンチしたNFT関連事業「Blockchain Creative Labs」への技術提供を受けるとしており、トークン化メディアという新たなビジネス機会を創出するうえでの戦略的な意図があることを明かしています。

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さらに、米SNS大手Facebook(フェイスブック)が主導する仮想通貨ディエム(Diem)の事業責任者デビット・マーカス氏も25日、開発中のデジタルウォレット「Novi(ノビ)」のNFT対応について、複数の選択肢を検討していることを明かしています。

【2】米マイクロソフト、トークン発行・管理ソフトウェアの特許を取得

米IT大手Microsoft Corporation(マイクロソフト)は24日、ブロックチェーンアプリの開発をサポートするためのトークン発行・管理ソフトウェアに関して、USPTO(米国特許商標庁)から特許を取得したことを発表しました。

現在、ブロックチェーン間で開発手法の標準化が行われていないことから、異なるブロックチェーン間でトークンの発行や管理を行う必要があるアプリの構築は困難な状況にあります。

しかし、マイクロソフトによると、今回特許を取得した「Ledger-independent token service」は、ブロックチェーンの種類に関係なくトークンの発行や管理が可能なシステムであり、ユーザーは様々な属性や機能を備えた「トークンテンプレート」を活用し、指定したネットワーク上にトークンを発行することができるとしています。

また、全てのトークンを管理できる共通のインターフェイスを備えているため、開発者はトークンの操作に必要な複数のコードを使用する必要がなくなるとも説明しています。

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本日、こちらからは以上です。

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