本日2021年12月13日（月）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,500,000円前後（時価総額：約105.34兆円）です。
昨日の同時刻帯とほぼ同水準で推移しています。
ビットコインは、日本時間13日午前3時過ぎにかけて、一時50,000ドル台を回復したものの、現時点では49,000ドル付近での推移となっています。
本日の記事では、フロリダ州が来年度予算案に仮想通貨関連サービスの推進を盛り込むとの話題や、NFTアート「クリプトパンク」の取引に関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米国フロリダ州、来年度予算案として仮想通貨関連サービスの推進を提案
米国フロリダ州のロン・デサンティス知事は9日、2022年度の州予算案の項目として、仮想通貨やブロックチェーン技術を用いたサービスの推進に70万ドル（約7,900万円）の予算を割り当てる案を提案したことが明らかとなりました。
同州の予算案のうち「車両サービスの向上」の項目では、高速道路安全自動車局内のブロックチェーン試験プログラムを支援するために25万ドル（約2,800万円）を配分。この試験プログラムでは、ブロックチェーン技術を利用して、自動車所有権の管理や、証明するシステムの評価や設計の実施、そして自動車所有権の取得/譲渡のための恒久的な選択肢を提供することを目的としています。
さらに、「仮想通貨に優しいフロリダを実現」の項目では、金融サービス局に20万ドル（約2,200万円）を配分し、フロリダ州の企業が、州政府に直接、仮想通貨を利用して州費を支払う機能を整備するとしています。
また、フロリダ州保健医療管理局が、ブロックチェーン技術を利用した公的医療保険の認証や不正利用の特定を行う試験プロジェクトを実施するためにも25万ドル（約2,800万円）を配分するとしており、「フロリダは商取引の手段として仮想通貨を奨励しており、ビジネスと経済成長に対するフロリダの魅力を促進していく」ことも明記しています。
フロリダ州のデサンティス知事は、同州のマイアミ市で導入されている様々な仮想通貨政策に関連して、「フロリダ州の企業が、州の各種料金を仮想通貨で支払えるようにするプログラムを用意するつもりだ。南フロリダでは、仮想通貨が非常に大きな注目を集めている。そして多くの人々を南フロリダに引き寄せている。州政府も仮想通貨に前向きな姿勢を示していくようにしたい」とコメントしています。
【２】人気NFTコレクション「CryptoPunks」が11億円で取引
米NFTスタジオ「Larva Labs」の発表したNFT（ノンファンジブル・トークン）アート「CryptoPunk 4156」が独自のマーケットプレイスにおいて、2,500ETH（約11億円）で取引されたことが明らかとなりました。
Larva Labsは、ニューヨークを拠点とするMatt Hall氏とJohn Watkinson氏が設立したNFTスタジオで、「CryptoPunks（クリプトパンク）」は、Larva Labsが2017年に発表した人気NFTアートシリーズとなっており、24×24ピクセルのドット絵をモチーフとしたユニークなデザインのキャラクターで構成されます。発行数は10,000個。全ての個体が異なる見た目を持つ唯一無二のデジタルアートとなっています。
クリプトパンクは当初、無料で配布されていましたが、NFTの盛り上がりに連れて、レアなデザインの作品が高額で取引されるようになり、今年3月にエイリアンがパイプを燻らせている「CryptoPunk 7804」が4,200ETH（約19億円）で販売され、さらに5月には英オークションハウス「クリスティーズ」のオークションにてクリプトパンクの9枚のNFTアートが約1,700万ドル（約19億円）で落札されるなど話題となりました。
また、米決済大手「Visa（ビザ）」でも今年8月、NFTコマースの新時代に参入する証としてNFTアート「CryptoPunk 7610」を49.5ETH（約2,300万円）で購入しており、その際に同社はNFTコマースの未来を牽引するクリエイター、コレクター、アーティストをサポートしていく方針も明らかにしていました。
本日、こちらからは以上です。
