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米決済大手ペイパル、英国で仮想通貨取引サービスを提供開始|エルサルバドル、公式BTCウォレット「Chivo」を来月7日にローンチへ

本日2021年8月24日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,400,000円前後(時価総額:約101.88兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約30,000円安い水準です。
上昇基調が続くビットコインは、約3ヵ月ぶりに50,000ドルを大台を回復し、日本時間23日19時頃に一時50,505ドルまで上昇。ただ、その後は再び49,000ドル台へと押し戻されています。

本日の記事では、米決済大手ペイパルが英国で仮想通貨取引サービスの提供を開始するとの報道や、来月7日のビットコイン法施行に向けたエルサルバドルの仮想通貨インフラ動向を取り上げたいと思います。

 

【1】米決済大手ペイパル、英国で仮想通貨取引サービスを提供開始

米決済大手ペイパル(PayPal)は23日、英国での仮想通貨取引サービスの提供を今週中に開始することを発表しました。これに先立ち同社では、2020年11月から米国で仮想通貨取引サービスを開始していますが、米国以外でのサービス提供は今回が初となります。

英国での取り扱い銘柄は、米国と同様にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(TCH)の4銘柄で、いずれも1ポンド(約150円)から取引が可能となります。

また、英国向けサービスでもマーケットメイクやカストディシステムの提供は、米国と同じく米仮想通貨関連サービス企業Paxosが担うとしています。

一方で、ユーザーが仮想通貨を購入できる金額には上限が設けられており、週間15,000ポンド(約225万円)、年間35,000ポンド(約525万円)を超える取引はできない仕様となります。なお、米国向けのサービスでは、7月に週間の購入限度額を従来の5倍に当たる10万ドル(約1,100万円)へと改定。年間の購入限度額についても、従来の5万ドル(約550万円)の上限が撤廃されています。

ペイパルの副社長兼ブロックチェーン・仮想通貨担当ゼネラルマネージャーを務めるホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏は、英国でのサービス開始について、「我々は、英国をはじめとする世界中の規制当局と緊密に連携して支援を行い、世界の金融・商業の将来においてデジタル通貨が果たす役割の形成に貢献していきたいと考えている」とコメントしています。

英国は欧州各国の中でもペイパルの普及率が高く、月間アクティブユーザー数は200万人以上とされることから、同国での成功は今後の本格的なグローバル展開に向けた試金石となりそうです。

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【2】エルサルバドル、公式BTCウォレット「Chivo」を来月7日にローンチへ

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は23日、9月7日のビットコイン法定通貨化に合わせて、公式ビットコインウォレットアプリ「Chivo(チボ)」をローンチすることを明らかにしました。

Chivoは同日からアプリストアでダウンロードが可能で、国民はアプリをダウンロードし、本人確認などのセットアップを行うことにより、政府からのインセンティブである30ドル(約3,300円)相当のビットコインを受け取ることができます。

また、ビットコインと米ドルの交換を24時間できるよう、ビットコインATM「Cajeros Chivo(カへロス・チボ)」200台の設置も開始。加えて、国民にビットコインの仕組みや、ウォレット・ATMの利用方法などを説明できるよう、「Puntos Chivo(プントス・チボ)」と呼ばれるサポート施設も50ヵ所設置するとしています。

 

ブケレ大統領はChivoを利用するメリットについて、「第三者に手数料を払うことなく、ビットコインや米ドルの決済を受け付けられたり、スモールビジネスの管理ができたり、家族や友人との間の送金が行えたりできるようになる」と説明しています。

一方で、エルサルバドル国内で先月前半に実施された世論調査では、国民の約8割がビットコインの法定通貨化に懐疑的な見方を示しており、約半数の国民はビットコインについて「何も知らない」と回答しているとの結果も出ています。

そのため、ブケレ大統領は「もし現金を持ち続け、インセンティブを受け取らず、ビットコインを持っている顧客を獲得せず、ビジネスを成長させず、送金の手数料を払い続けたいのであれば、それを続けることができる」などと語り、ビットコインやChivoの利用が強制ではないことを繰り返し伝えています。

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本日、こちらからは以上です。

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