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米仮想通貨取引所クラーケン、10月の上昇はクジラの増加と指摘|米決済大手マスターカード、仮想通貨サービスやCBDCのインフラ提供に意欲

本日2021年11月1日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は7,000,000円前後(時価総額:約132.28兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて20,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間本日午後1時過ぎにかけて一時59,740ドル付近へと下落しました。現時点では60,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米仮想通貨取引所クラーケンの調査部門が発表した仮想通貨に関するリポートの話題や、米決済大手マスターカードのCEOが決算説明会で表明した仮想通貨サービスやCBDCのインフラ支援拡充に関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米仮想通貨取引所クラーケン、10月の上昇はクジラの増加と指摘

米大手仮想通貨取引所「Kraken(クラーケン)」は、10月のビットコイン市場に関して、ビットコインの大口投資家による持ち高の増加と供給ショックを相場上昇の要因と分析する調査部門のリポートを発表しました。

クラーケン・インテリジェンスのマネージャーを務めるピート・ハミストン氏はリポートで「“クジラ”と呼ばれる100ビットコイン以上の保有者と供給ショックが取引を活発化している」と指摘。クジラの週間平均保有率は10月初旬から0.25%増加し、過去最高となる7,244億ドル(約82兆4,300億円)に達しました。

また、100ビットコイン以上を保有するウォレット数も1.6%増の1万6,156人となるなど、今年5月以来の高水準を記録しています。

さらに同リポートでは、「大口の市場参加者は、利益確定よりも買い増しに目を向けており、ますます自信を深めている。クジラの人数及びその保有数の増加が直近の相場の推進力となっており、楽観視し続けていることは明らか」との見解も示されています。

ビットコイン(BTC)価格は、米証券取引委員会(SEC)による初のビットコイン先物ETF承認を背景とした楽観的な見方と、中国でのデジタル資産への取り締まり強化問題に関する懸念が薄れる中、10月20日に一時67,000ドル付近へと上昇し、史上最高値を更新しました。

また、同レポートでは、高値更新後もクジラが利益を確定せず保有し続けていることから、価格は更に上昇する可能性があるとの見方が示される一方、多くの経験豊富な市場参加者は、仮想通貨について依然として不安定との見方を崩しておらず、市場動向を注視しているとの見解も示されています。

www.bloomberg.co.jp

【2】米決済大手マスターカード、仮想通貨サービスやCBDCのインフラ提供に意欲

米決済大手マスターカードは28日、第3四半期決算説明会で仮想通貨サービスの提供やCBDC(中央銀行デジタル通貨)のインフラ提供に意欲を示したことが明らかとなりました。

マスターカードのマイケル・ミーバックCEOは決算説明会において、「仮想通貨について言及することなしに決算説明会は開けない」と語り、一般消費者による仮想通貨取引の拡大に言及。その上で「マスターカードが果たすべき役割は消費者のニーズに応えること」と述べました。

具体的な動向としてマスターカードは先月19日、米ブロックチェーンデータ分析企業「CipherTrace(サイファートレース)」の買収を完了。ブロックチェーンデータの分析に定評のある同社の技術について、データのプライバシーや顧客認証の疑問への回答と述べ、仮想通貨決済へサービス提供する圧倒的なチャンスとみなしました。

また、同社は、仮想通貨サービス会社「Bakkt(バックト)」と提携し、自社の決済ネットワークとBakktのデジタル資産プラットフォームを活用し、米国の銀行や加盟店、フィンテック企業に仮想通貨への迅速なアクセスを可能にする「Crypto-as-a-Service」を提供することを発表。消費者による仮想通貨分野へのアクセス拡大にも意欲をみせています。

さらにミーバックCEOは、マスターカードの決済ネットワーク上で、CBDCを利用できるようにする考えを明らかにしました。

同CEOは「仮想通貨が決済分野で機能する可能性が最も高いのはCBDCに使用された場合」と主張。北米や欧州で調査・研究が進められているCBDCが、実証実験を行う際は、同社の決済ネットワークで対応可能な体制を提供する」と語り、CBDCを支える技術開発に取り組む姿勢を示しています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

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